2008-06-02

しまなみ海道を走りながら、イーグルスを聴きながら

朝、因島を出発。

松山の自宅へは、たったの2時間。
あっという間の到着、だ。

かつて、しまなみの各島では。

車をいっぱい積んだフェリーが汽笛を鳴らしながら、
ゆっくり、ゆっくりと、往来をしていた。


どれくらいゆっくりかというと、
因島から今治まで、ざっと2時間半、である。

まさに、隔世の感あり。
そして、イノベーションについて考えさせられる。

橋の出現によって、
輸送手段は、海上から陸上に、大きく置き換えられた。

それは、今まで移動の選択肢がなかった島の生活者にとって、
画期的であったろう。悲願というべきか。

なるほど生活者にとっては、
選択肢の広がりは、そのまま利便の広がりといえよう。

一方で、選択されるサービスの提供者、つまり企業側からすると、
それは競争の激化を意味する。

まさに。

あらゆる選択肢が用意される都会は、生活者にとって便利だが、
企業からすると無数の競合との、生き残り競争の舞台であろう。

そして、競争によってこそ、イノベーションは生まれる。

公衆電話が携帯電話に、フィルムカメラがデジカメに、
というふうに新たなる価値に置き換えられていったように。

それは、企業という人ごとではない、
私たちも又、地域間競争、あるいはグローバル競争の中に、いる。

他のどの県にも、どの国にも置き換えられないような、
独自の価値、新しい価値を、常に生み出していかねばならない。

シビアだが、やりがいのある時代、だ。

現に、私の周りにも、そうしたゆるぎない志を持ち、語り、
チャレンジされる方が、最近とみに増えてきたように感じるからだ。

それは、政治の世界にも、ドンピシャ当てはまるであろう。
生活者と、未来と、世界への、貢献競争、だ。

その正しい競争によってのみ、政治不信は必ず乗り越えられる、
生活者基点の政治へのイノベーションが可能となる、と強く思う。

しまなみ海道を走りながら、
イーグルスを聴きながら。

議員として真剣勝負の1日1日を、
と、頭も心も引き締まるのであった。

��写真は、因島から生名島を臨む、小さい頃の原風景)


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