2008-06-12

時間を引き延ばすもの、との戦い

午後、市内にて。

愛媛拉致議連総会及び記念講演が開催され、
私も、同議員連盟の末席として参加させて頂いた。

本総会は、
1年間の議連活動の総括会合であるとともに、

来月、松山市にて開催される、
��拉致被害者を救出するぞ!国民大集会 IN 愛媛」
への、キックオフミーティングであった。

特に、記念講演。

“北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会”
��通称:救う会)の会長であられる佐藤勝巳氏のお話は、
実に貴重で、深い示唆に富む内容であった。

佐藤会長は、新潟県出身の社会活動家で、
約50年にわたって北朝鮮の研究に携わってこられた方である。

ご本人の弁によると、
かの国の本質を最も理解する日本人2人の内の1人、とのこと。

そんな佐藤会長の、信念と確信に基づいたお話は、
おそらく聴衆の心を大きく揺さぶるものであったろう。

ヘビーワードの、言言句句も。

そのみなぎる確信により、強力な説得力となって、
聴き手の私たちの心に迫り、腑に落ちてくるのである。

いわく。

かの国への外交スタンスとして、
対話路線での成功例はかつてない、と。

日本は95年の橋本内閣以来、
140万トンの米の援助を行なってきたが、

残念ながら、その人道支援の見返りは、
ミサイルと核実験、という非人道的メッセージであった、と。

そして。

拉致問題に関しては、圧力を持って臨む以外ない、と結論づけられ、
その理解の輪を広げることが肝要、と訴えられた。

折りしもちょうど同じ時間、
北京で日朝外務省実務者公式協議が開催されていた。

講演の最中にも、いつ朗報が飛び込むかと期待しながら。

救う会が最も信頼を寄せる斎木アジア・大洋州局長が、
拉致問題解決の進展を勝ち取ることを心待ちにしながら。

そして、約50分の講演は、終了した。
日朝協議の結果は、固唾を呑んで、今晩のニュースを待ちたい。

散会後。

拉致問題を、このまま終わらせるわけにはいかない、
と、あらためて憤りが込み上げてきた。

ご家族のご心情を考えるほどに、残された時間との戦い、
時間を引き延ばすものとの戦い、であることを理解した。

そのためにも。

来る7/6(日)13:30から松山市民会館にて開催される、
��拉致被害者を救出するぞ!国民大集会 in 愛媛」を、
何としても成功させるぞ、と、強く深く思うのであった。


��S.本ブログをご覧の皆様へ

当事者の痛みと苦しみに寄り添ったとき、
人は、心の中で、何かが変わると思います。

その小さな変化がお互いに共振し、
増幅したとき生まれる、新しい何か。

その何かが、拉致問題を大きく前進させる、
ということを、

ちょっとおこがましい言い方ですが、私は信じています。

当日は、ぜひお誘い合わせの上、ご来場賜りますよう、
この場をお借りして、心よりお願い申し上げます。


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