2008-05-26

愛媛から世界へ、という朗報

先週の朗報、を1つ。

松山市在住の廣瀬 悠(ひろせ はるか)さんが、
北京パラリンピック柔道男子100㎏級日本代表に、正式決定した。

実に嬉しいニュースであり、
心から祝福するとともに、ご健闘をお祈りしたい。

と思うまもなく。

決定通知を受けた松山市では、
早速、市役所本館に懸垂幕を掲げ、エールを送られている。


『祝 北京パラリンピック柔道100㎏級
代表決定おめでとう がんばれ!廣瀬 悠選手』

この、スピード。
中村市政の感度のよさに、深く敬意を表したいのである。

さて、その廣瀬選手。
本ブログでもご紹介の通り、彼は視覚に障がいを持つアスリートである。

高校2年のとき、緑内障を患い、以来、
右目の左半分と左目のほとんどの視野が失われているのだが、

その言葉にできない挫折を乗り越え、

昨年は、全日本視覚障害者柔道大会男子100キロ級で優勝、
世界選手権大会ブラジル2007男子100キロ級で5位入賞。

そして、今回。
北京への切符を見事、手にされたのである。

かつて、報道のインタビューで彼は語った。

昔は内気でマイナス志向だった自分が、病気のおかげで、
やりたい事に積極的に挑戦していく前向きな生き方になった。

治らない病気にくよくよしても仕方ないので、
1回きりの人生を悔いのないように楽しく生きたい。

こんな内容であったと記憶する。

逆境は、人を強くする。
そして、そのように彼を支え続けたご両親の偉大を、思う。

彼の活躍は、きっと、
障がいを持つすべての人々の希望になるに違いない。

ゆえに政治は、
障がい者スポーツのさらなる振興を果たさねばならない。

彼に励まされ、そして教わることは、大きい。

北京パラリンピックの開催は、本年9月6日から。
愛媛が元気になる、そんな彼の活躍を心より期待したいと思う。

一番高いところをめざして、がんばれ、廣瀬選手!
エイエイオー!


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