2008-05-02

半年ぶりの、津和地島にて

深夜と夜明け前の、間。
むずがる娘の泣き声で、目が覚める。

あやせども一向に治まらず、
大いに睡眠不足の早朝、自宅を出た。

向かったのは、津和地島である。
島民の方からの視察要望で、雲峰松山市議に同行を頂いた。

手帳を確認すると、半年ぶりである。
ちょっとこの間、と思っていたら、もう半年、だ。

最近は、記憶と記録に多少ズレあり、である。
寄る年波には勝てない、か。

とはいえ、いつものように切符を買い、フェリーに乗り込むと、
かかってきたのは、坂本冬美さんの“白いかおりの島へ”。

何度聴いても、いい歌だ。

思わず、乗船記念に着うたサービス無料ダウンロード、
なんて配慮があると、うれしいなぁ、と思うのである。

さて、1時間半ほどで、到着。
港では、地区の総代さんを始めとしてお迎えを頂いた。

ご挨拶を終えると、さっそく、現場を視察した。
といっても、見るばかりではない。

皆様が言わんとされることを、対話を通して、
1つ1つ確かめながら、手に取るように感じること、だ。

そこで暮らす方々の生活現場を体験しないと、
要望の切実も、実際のところ、わからないであろう。

最初にボタンを掛け違うと、
せっかくの対応が不適切になりかねないのだ。

皆様からのご要望の整理と確認を行ない、
県と市のそれぞれの進め方を確認し、視察を終えた。

高浜港に着く頃には、すっかり日が傾き。
半年ぶりの、ほぼ1日仕事、となった。

島の方々からすれば、ある意味、
長年の期待を託した1日といえよう。

期待を託す、とは少々大げさかもしれないが、それは。
決して軽くない重さ、であることをゆめ忘れまい、と思う。





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