2007-12-04

本日も、教えられることばかり

今日から、本会議の一般質問が始まる。

登壇者は、奇しくも東予選出議員が揃った。
渡部氏(自民)・菅氏(民主)・石川氏(社民護憲)・鈴木氏(自民)の4名である。

菅議員の再質問の場面では、議事堂内が一瞬騒然となった。
が、私にとっては勉強にもなった。
議会のルール、論戦のルールを、今のうちにしっかりと、身につけてまいりたい、と思う。

さて、本会議を終えて、夜は久万高原町の支持者のもとへ駆けつけた。
さすがにこの時期の久万は、寒い。痛いくらいに、寒さが肌を突き刺す。

そんな中、ほっぺを真っ赤にしてお集まり頂いた皆さんと、
私たちの生活を取り巻く、最近の国政の動きについての学習を行った。

いくつかのテーマの中、高齢化が深刻な課題である同町だけに、
最も関心が高かったのが、来年4月からスタートする高齢者医療制度の中身について、であった。

もっというと、どれくらい負担増になるのか、が関心の全てといっても過言ではなかろう。
そして、それが、庶民の正直な気持ちなのだ。

寄り添う思いで、私は。

複雑な制度説明の前に、まず、各紙既報の通り、
負担増を限りなく凍結・減免させたのは、公明党の成果であることを、強くお訴えした。

確かに、少子高齢化の急速な進展により、従来の社会構造が根本的に変化していく中で、
増え続ける社会保障費と、現役世代の負担の限界を考えると、
高齢者の方々にも一定のご負担を願わざるを得ないのが、現実ではある。

が、決して、一律負担、ということにしてはいけない。

住むところがない、健康でない、年金がない、貯金がない、縁故者がいない、
そういった弱者を、政治は、何としても守らなければならないし、
高齢者の多様な実情に見合った負担でなければ、ご納得頂けようもないからだ。

弱者を守るのが公明党であるならば、若者こそ弱者、という視点も必要だし、
65歳という年齢を含めた高齢者の定義も、もう一度見つめ直す必要がありそうだ。

凍結・減免措置が終わるまでに、そういった根本的なところから納得のいく制度設計を、
与党プロジェクトチームの中で、何としても私たち公明党がリードし創り上げていきたいし、

必ず、私たちが声を上げた分だけ、集めた分だけ、その力になる、
ということを、熱くお訴えした。

その上で、さて、複雑なこの制度をどのように説明しようかと思案した結果、
お一人お一人の状況を伺い、それに当てはめた見通しとしてお話しさせて頂くことにした。

なるほど、新たな負担を9割減免、といってもピンとこないものが、
月額数百円になりそう、となると、いささかの安堵とともに、今回の減免はやっぱり助かる、
とのご感想を頂き、こちらがホッとしたりもした。

いずれにしても。

少子高齢社会という、この政治的難局を乗り切るための必要不可欠は、希望であろう。
そして、それは、どこまでも弱者の側に立つという信念によってのみ、可能となるのだ。

皆様と、和やかに、真剣に、語り合いながら。
そこを大事にしなければいけないよ、とまた1つ教えて頂いた。

��写真は、議事堂から見た秋の空)


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