2007-12-22

政治に、たかが、はあらず

午前、一人の大先輩とお会いした。

その方は、大阪府議会議員を4期16年務められ、
本年勇退された、谷口さんという方である。

私にとって、郷土今治の先輩であり、高校の先輩であり、
そして、公明党議員としての先輩でもあった。

先週、連絡を頂き、帰郷するので会えないかというその日が、今日であった。

世間にあっても、初対面の際、相手が同窓であることが判明すると、グッと親近感がわくものである。

今回は、それに加えて、同郷であり、同志でもある、ということになれば、のっけから信頼関係ができあがり、
まだ見ぬ再会ともいうべき会話は、制限時間いっぱいまで尽きることはなかった。

といっても、そこは大先輩である。

新人議員として、今、やるべきことは何か。研鑽すべきは何か。
その心得から実践まで、自身の体験を通しながら、お心こもるご指導を賜った。

何と、ありがたい。
束の間ではあるが、貴重な邂逅となった。

谷口さんをお見送りしながら。
今日を基点とした、関西における信頼と触発の人脈の拡がりを、胸中にしっかりと描いた。

さて、久しぶりの雨、の、この日の夜、1本の電話が鳴った。

県内に渇水の懸念が広がる中、確実に慈雨、と思っていた矢先、
時として被害を及ぼす自然の両面性を知らねばならないことを痛感させられた。

いわゆる、雨漏り被害である。

すぐ現場に直行し、被害状況を確認の上、対応に当たらせて頂いた。
詳細は措くが、つくづく議員は、生活現場から心が離れてはいけない、と思った。

たかが雨漏り、ではないのである。
同じように、たかが値上げでも、たかが制度廃止でもないのである。

机の上では多少のことも、生活現場では決定的となりうることを、政治は知るべきである、と。

県民相談の帰り道、雨に濡れながら。
自身が依って立つ心の位置は、ここだ、と確かめながら。

遅ればせに、青年の集いに駆けつけた。
先輩との邂逅に始まり、生活現場に足を運び、後輩との決意漲る会合に終わった1日。

その真ん中で、自身が果たすべき使命を忘れまい、と思う。

��写真は、先日の久万高原町遊説での1コマ)


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