2007-12-18

えひめ若者サポートステーションの、視察

午後、公明党愛媛県本部青年局として、
松山市湊町にある、えひめ若者サポートステーションを視察した。

藤原青年局長(新居浜市議)・渡部局次長(今治市議)とともに、
同ステーションの、松本茂所長と加藤敏美相談員のお二人から、お話を伺った。

かねてから。
又、おととい行なわれたKHJ愛媛こまどりの会定例会においても。

同センターの必要性と機能強化を望む声が少なくなかったことから、
私は、ひときわの問題意識を持ちながら、お二人のレクチャに耳を傾けた。

実に、有意義であった。
視察を終えて、早速、県・国レベルでのアプローチを進めんとする意欲が、体中に漲ってきた。

さて、このえひめ若者サポートステーション。
どんな活動を行なっているかというと。

厚生労働省の委託事業として、若年無業者、いわゆるニートや引きこもり状態にある若者を対象に、
彼ら彼女らの、社会生活上の自立を支援するための事業を、日々、行なっているのである。

設立は、昨年8月。
先月末時点での総来所者数は、3,224人で、各種成果実績はいずれも全国平均値を大きく上回る。

私の所感では、そのカギは2つ、ありそうだ。
1つは、1人の自立態様レベルに合わせて、関係機関とのネットワークが有効に機能している点。

就業的自立までのプロセスの中で、病院、ジョブカフェ、ハローワーク、NPOなど種々ある機関の中で、
この部分を担当するのがサポステ、とそのミッションが明確になっていることだ。

もう1つは、相談員のスキル。
その道20年のキャリアを有する加藤氏の、知悉の深さと溢れんばかりの情熱に、圧倒された。

同ステーションの来所者リピート率がずば抜けて高い、という最大の理由は、
彼を中心とするヒューマンスキルの高さにある、と見た。

平成14年度内閣府調査によると、県内のニート状態にある若者は、約10,500名。
全国ワースト5位という極めて深刻な事態の表出は、本県に大きな衝撃を与えた。

こうした若年無業者が全国的に拡大していく中で、
公明党が若年者雇用対策として、事態打開に向け提案し誕生したのが、若者サポートステーションである。

関係者のご努力により、本県においては、
同ステーションを自身の状況突破のより所とする若者たちが、着実に、その水かさを増している。

勢いを、さらに加速させなければならない、と強く思う。

席上、松本所長から、そのために必要とされるご要望を伺った。
完全に同意するとともに、しっかりと、受け止めさせて頂いた。

一番、苦しんでいるのは、当事者本人なのだ。
ということを、心に刻みつけながら。

10,000人を超える、まだ見ぬ若者たちに、解決への尽力を誓った。

��写真:左から藤原青年局長・新居浜市議、私、渡部局次長・今治市議)


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