2007-12-25

繊維筋痛症という、難病を考えた

3連休は、県民相談が相次いだ。
休み明けの今日は、朝から部局のハシゴとなる。

県マター事案の中でも、理事者との協議の枠を超え、
あとは知事の政治決断、といわざるを得ない難問まであった。

なかなかタフな休み明け、となる。
そして、夜。

先輩議員とともに、田窪先生を囲んで繊維筋痛症について学んだ。
あまり聞きなれない、その病気は、原因不明の難病である。

9月の委員会で、野口委員と森髙委員がこの病気に触れられ、
県下の現状と対策を質したところから、今日の会合につながった。

とにかく痛い、らしい。
全身に耐え難い激痛が走り、ひどくなると自力での生活が困難になるほどに。

であるにもかかわらず、国からは、難病、つまり特定疾患に指定されていないため、
医療保険も適用もされず、適切な治療も確立されていないのだそうだ。

まさに、陽の当たらない、大変な病気であるのだが、こうしている間にも、
患者さんは放置され、苦しみがますます募る日々を送られているのだ。

一説によると、その数は、約200万人。
��型肝炎に匹敵するほど多いのだそうだが、認知度は雲泥なのである。

そうした繊維筋痛症に詳しい田窪先生の話は、どこまでも続く。

そして、いわゆる難病に対するわが国の厚労行政の矛盾と不合理に対して、
医療の現場からの鋭い指摘が、いくつもなされた。

先輩議員とともに、何とかしなければならない、と意を強くした。
次回2月議会で、超党派で意見書を国に出そうということになった。

その上で。

本年、難病指定されたFOP、XPを始め、難病といえば公明党といわれる、
その一員としても、強く真剣に、国に働きかけてまいりたいと思う。

新たな知己と知見を得、超党派で患者さんへの思いを馳せながら。
私にとって、実に実り多い1日となった。

��写真は、繊維筋痛症リーフレット資料)

��S
余談ながら。

党派が違う、ある先輩議員いわく。
私は、ウヨクでもサヨクでもない、ナカヨクだ、と。

特に、いわゆる弱者に関連する、福祉をテーマとする委員会では、ナカヨクが大事だ、と。
思わず、なるほど、と。

目の前の県民お1人に対して、何とかせねばと同苦するとき、そこに党派は関係あろうはずもなく。
そういう意味でのナカヨクは、まこと宜しき、だ。


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