2008-01-19

そういうアプローチ、あり

13:30、市内で開催された、盲学校を守ろう集会in松山に参加させて頂いた。

この催しは、県が進めている、盲学校を聾学校に移転・統合する計画に対する、
文字通りの、反対集会である。

盲学校を現在地に存続させる会の主催、関係諸団体の共催により、
同計画に反対する理由についての理解と協力を広げることが目的だ。

県議会でも、9月定例本会議にて。

同会による上記請願を全会一致で採択したことはご承知の通りであり、
わが会派も、最初から一貫してその趣旨に賛同し協力してきたところである。

ちなみに聾学校関係者も、同計画への反対運動を独自に展開している。

当事者団体いずれもが反対する、その気持ちを真摯に受け止め、
対応を過たないよう、議員の立場でしっかり注視してまいりたいと思う。

さて。

会場に足を運びながら、すごくシリアスな雰囲気を予想していたのだが、
あにはからんや、大いに楽しませてもらったのである。

皆さんのエンターティナーぶりに、ぶっ飛ぶほど、驚いた。
たまげた。

そういうアプローチ、あり、と思った。

反対!反対!というと、何か眉間に力が入るが、
彼らは、それを、いわゆるコントにしてしまったのである。

しかも、芸人はだしでそれを演じたのは、
会の代表と、顧問と、事務局長のお三方であられる。

いわば、この反対運動推進の核となる方々が、
それを買って出るところに、その心意気に、感動したのである。

涙あり、笑いありの小劇場。
今回の企画をプロデュースされた方に、思わず、心から拍手を送った。

そして。

そうなんだ、目の前の困難は、こうして明るく笑い飛ばしながら乗り越えていくんだ。
と、人間の、本当の強さというものを教えて頂いた気がした。

貴重なひとときに出会えて、ありがたく感じるとともに。
楽しませて頂いたのとは、うらはらに、だからこそ。

県民の皆様の思いをわが思いとして働いていくという、公僕の使命に、
ひたすら真剣に徹してまいりたい、と思った。

��写真は、盲学校を現在地に存続させる会・楠本光男代表の、華麗なるアルトサックス演奏。)


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