2008-04-27

おじさん、がんばるけん

今日は、

気になる2つの選挙の日、である。
しっかり行方を注視してまいりたい。

もう1つ、息子の9歳の誕生日でもある。
しっかり責任を持って育ててまいりたい。

さて。
先週の日曜日の話。

どうもわが家は、
息子とその友達の、放課後と休日の拠点になっているようで。

家内から、朝、

“用事があるので、夕方、子どもたちを遊びに連れていってほしい”
との、お達しがあった。

有無を言わさぬ響きあり。
昼下がり、いざ、グローブとボールを持って、息子が通う小学校へ向かった。

日曜日って、結構、子供たち、遊びに来ているものだなー、
と思いながら息子を見ると。

同級生やら、先輩やら、気になるのだろう、
こちらが保護者同伴であることが、少し恥ずかしい様子であった。

知らない間に、成長しょーる、しょーる、である。

で、キャッチボールをしようと思っていると、
鉄棒の逆上がりができないので練習したい、という。

おー、やってみ、やってみ。

見ると、最近の小学生は、
補助板のようなありがたい道具まで用意されているらしい。

1回、2回、5回、10回とトライを始めるが、失敗の連続。
それではムリだろう、と私は思わず立ち上がり、お手本を見せた。

軽いめまいがした。

逆上がりついでに、前回り、後ろ回り、膝掛回り、
と回りに回り、目の前を、久々に星が飛びまくるのであった。

さて、自慢ではなくて、ちゃんと教えろ、であった。

自分ができることと、人をできるようにすることは、全く別ものである、
ということが、痛いほど身に沁みた。

鈍くさいながらも、それでも、何回かに1回できるようになった頃、
息子の友達たちがやってきた。

“おまえんとこの母さんが、小学校におるよったけー、来た”、と。

それから、みんなとキャッチボールを楽しむこととなったが、
この子らの辞書には確実に、疲れる、という文字はない。

そう確信した私は、おもむろに、
“おじさん、ちょっと用事があるけん、帰ろーわい”、と。

疲れた、とは決して言わずに、フェイドアウトするのであった。

そして。

キャッキャ言いながら、いつの間にか、
次の遊び場所へ消えていったキミらのために、
おじさん、がんばるけん。

そんな気持ちがみなぎってしかたがない、おじさんなのであった。

��写真は、息子の逆上がり練習風景。)


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