2008-04-17

講演に思う、師恩のこと

政務と、支持者座談会の1日。
その、相中の夕方。

県議会スポーツ振興議員連盟の一員として、
平成20年度 愛媛県社会人スポーツ推進協議会総会に出席。

出席者を見ても、会員名簿を見ても、錚々たる顔ぶれだ。
県下有力企業・自治体・大学・団体関係者が、ズラリ。

そうした方々のご理解ご協力による
同協議会が発足して、7年。

平成29年開催予定の愛媛国体を視野に入れて取り組む、
本県競技力の育成・強化対策に関する様々な報告がなされた。

その力の入れように、目指すものが何か、ヒシヒシと伝わってくる。

そして、総会は、粛々と進み。
松山大学ラグビー部監督の、山本厳氏による講演が始まった。

山本監督の講演は、年頭の会合でも拝聴させて頂いたが、
その日のブログに私が綴った印象は、彼が発する、凄み、であった。

およそ尋常でない修羅場を。
いくつもいくつも、くぐってきたアスリートしか湛えることのできない、凄み。

そんなオーラを感じたのである。
今日もまた、そうであった。

演題は、「企業・指導者・選手の立場」。
言い換えると、協議会を構成する各位の立場で大事なこと、であろう。

それぞれの立場を経てきた、山本監督の体験談であり、
お話は、事実に基づく確信と情熱にあふれていた。

小学校の恩師からは、長所を引き出し目標を持たせることを教わった。
中学校の恩師からは、スポーツにおける連帯責任を叩き込まれた。

高校の恩師からは、雲に顔出す富士山を通して、頂上の遥かさを教わった。
大学の恩師からは、指導者の必要条件は、選手への愛情であることを学んだ。

やがて、企業人となり、指導者となり。
“このチームを、必ず、日本一にしてみせる。”

そして。
文字通り、ラグビー日本一を達成し、連覇し、あのウェールズにも勝った。

しかし、それには、15年かかった。

私が感じる、山本監督の凄みは、きっと、
この15年の歳月が生み出したものであるに違いない。

そして、簡単ではないその道程を、
蹉跌することなく歩むことができたのは、

山本監督の、かつての恩師の教えのおかげであったろう。

実に、師の恩、量りがたし、である。

あらためて、山本監督始め、本県スポーツ指導者各位の、
日頃、並々ならぬご努力に、心から敬意を表するとともに。

私自身もまた、師恩を思わずにいられないし、何よりも。

山本監督のように、結果で報いなければならない、
その部分の厳しさを、強く、深く、心に刻ませて頂いた。

有意義で貴重なひとときに、
心から感謝を申し上げたい、と思う。

��写真は、松山大学ラグビー部監督・山本厳氏の講演風景。)


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