2008-04-13

当たり前は当たり前ではない、ということ

午前、自衛隊関係者の会合に
来賓として参加させて頂いた。

第50回社団法人全国自衛隊父兄会松山支部連合会
定期総会並びに地域啓発座談会、である。

初参加のため、要領を得ず、促されるままに着席したものの、
他の来賓は来られない。

総会がいよいよ始まる段になっても、来られない。
総会は粛々と進むが、来られない。

なるほど。

来賓出席者は総会終了後の式典から参加するんだ、
と気づいたが、後の祭りであった。

1人、場違いを堪えながら、ようやく、第2部の式典に移る。
ぞくぞくと来賓ご入場、でバツの悪い気持ちがようやく落ち着いた。

さて、自衛隊、である。

考えてみると、というほどに、
私にとって考えさせられる貴重な機会となった。

あの、9・11以来。
世界は見えない敵との戦い、といった様相を呈している。

あるいは。

地球温暖化の影響で、昨今、世界を取り巻く、異常気象と自然災害。
その被害規模は、年毎に加速しているといって過言ではなかろう。

日本でも。

観測史上初とか、記録的な猛暑、あるいは寒波、というような報道が、
今までには考えられない異変の進行を、常に私たちに示唆している。

いつ、何が起きるかもしれない。

そういう状況の中で、どのように国民の生命と財産を守るのか、
という命題は、
政治ミッションであるとともに、そのまま防衛省の最重要任務といえる。

また、国内だけではなく。
防衛省に昇格したことにより、国際貢献が、自衛隊の本来任務にもなった。

空気のように当たり前に思っていることが、実は、当たり前ではないこと。

そこに、人知れず献身的にご苦労をされている方々がいらっしゃるからこそ、であり、
そのことを忘れてはならない、ということを感謝とともにあらためて認識させて頂いた。

シビリアンコントロールが大前提であるがゆえに。
宿命的に、厳しい目が向けられる自衛隊、また防衛省ではある。

が、一方で。
そうした温かな感謝の気持ちもまた向けられる私たちでありたい、と思う。

��写真は、四国の自衛隊唯一の音楽隊、第14音楽隊の見事な演奏風景。)


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