2008-04-26

皆で考えた結論は、草の根対話

夜、手づくりの資料を携え、
久万高原町に向かった。

今日は、月に1度の党員会である。

お土地柄により農業関係者が多く、
ちょうど日も長くなり始めた今は繁忙期、と伺った。

そうした中を、お集まり頂いた皆様である。
感謝の思いで、与えられた任を精一杯務めさせて頂いた。

今日は、あらあじめのご要望により、国政の行方について。

といっても、実際。
それは、誰にもわからないに違いない。

そういう、予言とか占いの趣旨ではなくて。

現時点における重要な政治課題を真ん中において、
私たちを取り巻く政局が今どのような状況にあって、

今後の政治日程を考えると、
どのような展開が想定されるか。

その中で、
私たち公明党にはどういった戦略と行動が必要か、

ということを、
皆で考えましょう、というものである。

こうしてまとめると整然としているが、要は談義、である。

難しい専門用語は、身の丈言葉に置き換える。
複雑な状況説明は、身近なたとえ話に置き換える。

すると、

“そういうことじゃったん”、
“そりゃあ、何とかせんといけんわい”、

と、自分ごとになる。
自分はこう思う、と意見が出てくる。

賛否も、硬軟も、さまざまな意見が飛び交い、
気づけば終了予定時刻となっていた。

自分を他人に置き換え、当事者に置き換えたとき、初めて。
政治は血が通ったものになるのだ、と思わずにいられない。

こうして、今日も、私は。
皆様から、草の根対話の重要性を、教えて頂いているのだ。

私たち公明党にはどういった戦略と行動が必要か、について。
ここでは、戦略は措くとして。

必要な行動を皆で考えた結論は、まさに、草の根対話、であった。
それは、遠回りのように見えて、最も確かな行動、に違いない。

自ら率先あるのみ、と決意しながら。

すっかり夜の帳も下りて、
ひんやり肌寒い久万高原町を、家路についた。

��写真は、安田 侃 作 「意心帰」 at 東京ミッドタウン。)


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