2008-04-16

まず隗より始めよ、今から、ここから

午後は、東京・大阪からの来客対応と部局折衝。
夜は、市内2ヶ所の支持者座談会に参加させて頂く。

それぞれ、お久しぶりの、皆様である。
また、邂逅を喜んでくださる、有難い皆様である。

そんな皆様の、
真心からのご支援によって県政に送り出して頂き、1年が経過した。

心から感謝を申し上げるとともに、
この間の自身の取り組みを紹介しながら、

今後とも、どこまでも公明党の議員として戦い、
働き抜く決意を披瀝させて頂いた。

暖かで、力強い激励に、
あらためて感謝の思いが込み上げてきた。

一方で。
草の根の対話においては、当意即妙が試されるものだ。

ある会場で、私が話を始めようとした矢先、
後期高齢者医療制度についてご質問を受けることとなった。

当事者世代の、壮年の方であった。

まなじりを決した、激しく厳しい、お叱りを頂いた。

それに呼応するように、居合わせた壮年の方から、お叱りが相次いだ。
詳細は割愛させて頂くが、まさに激情による訴えであり、叫びであった。

結局、私には、ひと言の釈明の時間すら与えられなかった。
1つ1つの訴えをしっかり受け止め、深々と頭を下げるしかなかった。

それほど、なのである。
こうした当事者の叫び、心の痛みがわからずして、何が政治か、と思う。

制度説明より前に、政府も官僚も肝心なことを忘れている、
と先日綴ったのは、このことである。

当事者である皆様のご理解と納得を頂かない限り、前に進めない、
ということを、私たちは知らなければならない。

どんな制度も法律も、そうした信頼を頂くことが大前提だし、
改革であれば、なおさらである。

その上で、対話拒否があったとしても、それでも対話しかないし、
庶民の思いを、絶えず察知し施策に反映させ改善を惜しまない、

そうした感性と行動力が、政治に携わる者に、強く求められている。
痛感するとともに、まず隗より始めよ、と自らに言い聞かせた。

あらためて。
毎日、生きた勉強をさせて頂いていることに感謝したい、と思う。

��写真は、堂本右美 作「悠々」 at 東京ミッドタウン。)


0 件のコメント:

コメントを投稿