2008-04-24

政治は、ねじれるより、走れ

早朝、一路、今治へ。

10:00、今治市役所にて石井市議と合流し、海を渡り。
向かったのは、私の故郷・伯方島である。

手帳を見ると、3ヶ月ぶりであった。

お申し出の方々による県民相談と視察を兼ねてであったが、
それらは当時、私自身、身をもって辛い思いをしたことであれば、
まったく痒い所に手が届くほどに、事情がよく理解できた。

善処を約した、その場所は、伯方中学校。
つまり、私の母校である。

卒業以来、初めて、門をくぐった。
同行の方々には悟られないよう、1人感動に包まれた。

ジーン。

今でもたまに夢に出てくる、
あの、校舎と中庭と校庭のぼんやりが、くっきりに変わった。

ぜんぜん、変わってなーい。
どうぞこのまま、と思いたいが、少子化の波はそれを許してくれない。

今年度からお隣の西伯方中学校と合併がなされ、かつ、
2学期からはいよいよ新校舎へ移転する、というのだ。

これが見納めになるかもしれない、と思うと、無性に寂しくなった。
デリケートな生徒にとってはなおさらであろう、と思うと心も痛む。

しかし、旧両校の生徒には、気持ちを前向きに切り替え、
新時代建設の息吹に燃えて、勉学とスポーツに勤しんで頂きたい、と思う。

まっさらな校舎もグランドも、そして未来も、
間違いなく、キミたちのものなのだから。

さて。

その後、石井市議と今治市内中心部に戻り、数ヶ所の視察を行なった。

なるほど。
当事者でないと、そこで暮らさないと、見えてこないことばかりである。

あらためて私たち公明党は、生活現場主義者でなければならない、と思った。

次いで、企業訪問を行い、役員幹部と地元情報を交換した。
ここでも、原油高騰問題が大きく影を落としているのである。

もはや、グローバリゼーションが影響を与えない企業も個人もない、
と思えるほどに、切実な現実で戦う、民間企業の必死さを痛感する。

面談の佳境にて、景気回復の実現を急がねば、と思う。
ねじれている場合ではないのだ、と怒りが込み上げてきた。

貴重なひとときを謝し、訪問先を辞した後、石井市議と別れ、1人松山へ。
帰り道の北条にて党員さんを訪ね、そのまま夜の支持者会合に駆けつけた。

いかにも、走った1日。

そして、
見て、聴いて、考えて、感じて、対話した、どの場面1つ取っても。

その解決に向けたプロセス全体が、政治そのものなんだ。
政治のパフォーマンスは、十分条件ではあっても必要条件ではないのだ。

そんな気持ちが、心の底から、湧いてくる。

小さな確信が、少しづつ大きなものになっていく。
生きた勉強をさせて頂いていることに感謝したい、と思う。

��写真は、新・伯方中学校の門標。)


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