2008-02-25

逝いてなお、郷土を守り支えん、という生き様

夜、松山市内で開催された、
愛媛県「三浦保」愛基金創設記念祝賀会に出席させて頂いた。

故・三浦保氏といえば、あの、三浦工業㈱の創始者であられる。
同社は、小型貫流式蒸気ボイラで国内トップの、東証一部上場企業。

といってピンと来ない方も、“オイラはボイラ、ミウラのボイラ”で始まる、
島田紳助さんのTVコマーシャルは、“知っている”、であろう。

世界の、ミウラ、である。


その創始者である三浦保氏について、私などが解説するのもおこがましいけれど。
郷土を愛し、人を愛し、故郷の未来を愛した、偉大な方であられた。

その故人のご遺志により、昨年12月。

三浦保氏の資産管理会社、㈱ミウラの代表取締役会長であり、奥様であられる
三浦昭子様から、三浦工業㈱100万株が、わが愛媛県に寄贈されたのである。

そのご寄付を原資として、
県民生活の向上に寄与する施策推進のため創設されたのが、同基金なのだ。

それは、時価に直すと、約25億円。

大きな経済変動さえなければ、
わが県に毎年、約5,000万円もの果実をもたらせてくれるのである。

加戸知事は謝辞の中で、財政難の中、涙が出るほど嬉しい、と言われた。
横田議長は、奥様のご英断に心から感謝、と述べられた。

私は。

死せる孔明、生ける仲達を走らす、ではないが、
逝いてなお、郷土を守り支えん、とされるその思いに、
心が、涙でいっぱいになったのである。

同基金は、一定の原資を積み立てながら、配当果実を運用する形で、
環境保全活動や福祉事業に活用していく予定だ。

今議会でも、それが県民のためになるよう、詳細審議を行なう予定だが、間違いなく、
相当数の団体・活動の励みとなり、故人のご遺志に叶うものと、信じてやまない。

三浦保氏の、生前の信条は、「愛は愛を生み、信は信を生む」、であったそうだ。

ならば、目の前のお1人に対して、愛はあるか、信はあるか。
郷土の偉人に学び、常に、自身に問う日々でありたい、と思う。

祝賀会にて、素晴らしい生き様を刻ませて頂き、心から感謝したい。


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