ようやく、カタチになった。
2月議会の会派代表質問の原稿案、である。
先週後半は家を空けることが多く、焦れども落ち着かない、ムズムズとした日々が続いたが、
ようやく昨晩、腰を落ち着けて、ひとまずひと通り、仕上げることができたのである。
そして、午後。
議事堂にて、公明党愛媛県本部・井上顧問に時間をとって頂き、
昨晩できたてホカホカの質問原稿案に、目を通して頂いたのであった。
私は、今回で3度目の質問に立つことになるのだが、
井上顧問は、毎回、その前を通過する大切なチェックポイントなのである。
いつもながらだが、書き上げた原稿が、
30年にわたる議員歴を持つ井上顧問の視線にさらされるこの瞬間は、とてつもなく緊張する。
いかにも、全部お見通し、だからである。
スミマセン、その視点、気づきませんでした、とか、
その部分への踏み込みが浅く、スミマセン、とか。
その種の、新人の浅学に付きまとう恐縮、による緊張感と、もう1つは、修行にも似た緊張感。
剣なら、剣を交えながらどうすれば相手を倒せるか、考えるのだが、
どこからどう攻めても切り返される、隙がない、強さ。
将棋なら、攻めても守っても、こちらの打ち手が狭められ、気づけば、
もはや打つ手なし、まいりました、と覚悟させられる、変幻自在なる、強さ。
私にとって、井上顧問は、そういう存在であり、
原稿チェックの瞬間は、そうした緊張感に包まれるのである。
で、やはり鋭い、打ち込みがあった。
痛いけれど、なるほど、なのである。こういうのは、体で覚える、ということなのである。
結局、家に帰って、全体の1/3程度について練り直しとなった。
22:00頃、修正原稿を井上顧問にFAXし、見て頂いた。
意に反して、なかなかよくできました、とのご返事にホッとする。
しかし、いったん活発となったシナプスは沈静化しないのか、どうも眠れそうにもない。
じゃあ、とばかり、推敲を始めたのである。
が、資料をひっくり返しながら、待てよ待てよ、と書き直していると、すっかり19日の朝となった。
部局確認のメールを送付し、ひとまずのハードルをクリアした1.5日であった。
��写真は、一昨々日見た、愛知芸術文化センターの屋上に佇む、彫刻作品「カリブの女」。オランダ/コルネリス・ジットマン作。)
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