2008-07-21

社会的引きこもり、という次世代問題の喫緊

午後、松山市内にて開催された
KHJ愛媛県こまどりの会定例会に出席。

今日は、その全国組織である、「全国引きこもりKHJ親の会」の、
奥山雅久代表が見えられ、約2時間にわたる、ご講演を伺った。

そもそも私が、

社会的引きこもり、といわれる、この問題の、
根深さと深刻さについて詳細を知ったのは、

彼と埼玉新聞記者との共著である
��ルポひきこもり」(埼玉新聞社刊)によって、であった。

そこには、当事者とご家族の壮絶な苦悩が、
生々しい筆致で描かれており、
��ご参照⇒ http://www.saitama-np.co.jp/main/rensai/kazoku/hikikomori1/osirase.html )

読後しばらく動けないような衝撃を受けたことを、
今もはっきりと、憶えている。

また、「全国引きこもりKHJ親の会」については、
��ご参照⇒ http://www.khj-h.com/ )

奥山代表ご自身が、
引きこもった息子さんとの葛藤を通して、

これは、個人や家族の問題を超えて、
社会問題というべきであり、次世代問題だ、

と、喝破されたところから
1999年に立ち上げられたものであり、

現在では、全国42支部6,410家族に広がっている。

さて、
講演について、だが。

終始、
謹厳、というべき緊迫した空気に包まれた。

冒頭、奥山代表から、
皆さんにお願いがある、として、

“この問題をわが家の問題だけ、とするのではなく、ぜひ社会のために、
次世代のための問いかけとして、活動に取り組んでほしいのです”、

との、メッセージがあった。

その意味の強烈は、
きっと彼にしか発信できないものであったろう。

ガンで全身を蝕まれ、財産もすべて投げ打ち、
残された人生のすべてを賭けて、

社会的引きこもり問題の解決のために、
全国をかけめぐり戦われる奥山代表の迫力に、

2時間は、あっという間だった。
私の手元にある講演メモは、20ページを超えた。

今、全国で。
社会的引きこもりの人口は、約100万人といわれているが、

その長期化すなわち、当事者と家族の高齢化と、
拡大再生産的に純増推移しているところが、深刻の本質、
と彼はいう。

そして。

これが200万人に膨れ上がる頃には、もはや日本は、
経済的にも、社会的にも、立ち行かなくなる、

それでは遅すぎる、と、警告を発し、
待ったなしの、官民挙げた取り組みの必要性を、説く。

当事者を調べたKHJと医療機関による分析結果からも、
社会的引きこもり問題は早期対応が極めて重要で、

長期化するほどに2次、3次障害を誘発し、
当事者が廃人化する可能性が高まる、のだそうだ。

個人にとっても、日本にとっても、
存続の危機ともいうべき喫緊の事態に、

したり顔で情緒論を語る学者も、
腰の重い政治家も、行政も、その体たらくを一喝され、

さらには、

世間体を気にして思い切れないご家族に対してまでも、
厳しいアドバイスが、続いた。

胃がキリキリと痛むほどに、強烈な講演、であった。

次回の、9月議会。
4回目の質問に立つ私の、なすべきは決まった。

奥山代表と、KHJ愛媛県こまどりの会の、
皆様の思いを代弁させて頂くこと、と共に、

この、社会的引きこもり問題解決を、
1mmでも具体的に、前進させること、だ。

そのための準備を、
今日より進めてまいりたい。

そして、もっともっと現場に足を運び、耳を傾け、
当事者各位の心に飛び込んでまいりたい、と思う。

��写真は、身ぶり手振りも迫真の、奥山代表の講演風景。)


0 件のコメント:

コメントを投稿