2008-07-30

松前町にて学び、感じる、生きた経済学

午前、弔問参列。

午後は、松前町にて
松本ひふみ町議とともに、企業訪問と街頭遊説。

とある社長との対話が、心に残った。

若き日、ご商売を立ち上げた当時の、
ご夫婦二人三脚のご苦労話、だ。

ご主人は、来る日も来る日も、朝から晩まで、
飛び込んで飛び込みまくる、ドブ板営業の毎日。

しかし、なかなか成果は、上がらない。
断られ続け、しょげた顔で帰宅する毎日が続いた。

が、どんなときでも奥様は、ニッコリと、
今日もご苦労様、と笑顔で迎えてくれたという。

そして、有難くも受注を頂いた仕事には、
例えそれが、どんな小さな仕事であっても、

お釣りがくるほどの熱意で、
クライアントにお応えてしてきた、という。

その信頼が信頼を呼び、評判が評判を生み、
おかげさまで現在に至った、のだそうだ。

来し方を振り返り、社長は、いう。

今、こうして会社も大きくなり、
不景気といわれる中、仕事を頂けるのは、

一番苦しかった創業期に、
愚痴も不満も不安も漏らさず、

いつも自分を信じ、励まし続けてくれた、
家内のおかげですね、

と、笑顔で語ってくれた。

奥様の、信念の強さと、
家内のおかげと言える、社長の人格に。

お2人だからこそ、乗り越え、成し得た事業なのだ、
と、深く、心を打たれた。

そして、自分ごとに置き換えると、

私たち夫婦は、まだまだ修行が足らないな、
と、その未熟を思った。

また、次に訪れた経営者からは、

原油高騰によるコスト高の影響を最小限に抑え、
利益を創出されんとする、血のにじむ経営努力の一端を、
お聞かせ頂いた。

例えば、先日の話。

社員全員に対して、
上期の売上・原価の推移を示しながら、

夏のボーナスの原資はこれだけしかないこと、
したがって、支給額を引き下げざるをえないこと、

しかしながらこの局面を乗り越え、業績を回復させれば、
その分を取り戻せるし、必ず取り戻そう、

ということを率直に誠実に訴えた、という。
そして、不服をいう社員は1人もなかった、と。

感動のドラマ、だし、
こうした中小企業によって日本経済は支えられているのだ、

とあらためて、その支援に全力を、と思った。

また、別の経営者からは、
建設業の不振による、連鎖不振のお話があり、

行政の効率化と官製不況の分岐点の微妙に、
由々しさを痛感せずにはいられなかった。

つくづく。

現場に足を運び、
さまざまな分野の経営者から直接伺うお話は、

まさに、生きた経済学、であり、
肌で感じる、実質経済、と思う。

今日の手応えからも、
地方の中小企業は、明らかにマイナス成長、である。

そうした局面の今、増税などありえない話だし、
国がなすべきは、

どうすれば、日本経済は成長できるのか、
という、その1点に尽きるのではないか、と思う。

あらゆるムダの削減・廃止、つまり、構造改革は、
そのための必要条件であり、

日本経済の実質的成長こそは、

社会保障費の受益負担バランス、つまり財源創出にとって、
前提条件、なのだ。

と、経営者との対話に、思った。

そして私自身。
彼らに負けない、血のにじむ努力を、と誓った1日となった。


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