2007-09-28

理事者の気持ち、を思う

10:00より、常任委員会が開催される。
昨日に引き続き、活発な質疑となった。

私の質問は、非常にかいつまんでいうと、以下の3点である。

小児救急医療電話相談事業については、
取り巻く諸般の状況の中では有用な取り組みと評価するが、
電話アドバイスの結果、相談側に万一があった場合、
責任の所在はどこに帰すのか、そして、どのように対応するつもりか。

総合保健福祉センターについては、
ソフト面における機能充実の検討の中に、ぜひスタッフ派遣機能を加えて欲しい。

市立宇和島病院について、共同監査の現状と見通しがわかれば示してほしい。
と、いう内容であった。

それぞれに答弁があり、私を含む6名の議員が、それぞれに質問を行うわけで、
かくして、時間はあっという間に経過するのである。

ふと。
理事者、つまり県職員の気持ちを推量してみた。

通常、委員会には20~30人の部局関係者が出席されるのであるが、
それぞれの手元には分厚いファイルが準備されており、

各委員、つまり、議員のどんな質問にも答えられるように、
神経を研ぎ澄まして、心の準備を行っているのである。

質問のたびに、サクっと情報を引き出してくるのは、いつも見事と思うが、
今日は、ある委員の質問に、一瞬、理事者が答弁に窮するという場面があった。

私にとって初めて見る光景だったが、そこは部長が引き取り、
無難に答弁をまとめられたのは、誠に見事であった。

話を元に戻すと、理事者の気持ちである。

議員にとって、議会はまさしく、論戦、つまり、戦いの場なのであるが、
理事者にとっても又、ここは戦場なのだ、いや、この委員会こそ主戦場なのだな、
そうに違いない、ということを感じたのである。

すべては県民のために、という目的をきちんと共有して、議員も、理事者も。
いい意味での緊張感を保ちながら、質の高い論戦を取り組まねばならない。

そして、私も、そうした論戦の力を身につけねばならない、
訪問先の窓から見える松山城を見ながら、ふと我に返り、思った。

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