2008-03-06

地球温暖化から、レンタルお姉さんまで

今日から、環境保健福祉委員会。
初日の本日は、県民環境部の所轄事案の審査である。

いつものことであるが、実にわが委員会は発言が活発、なのである。
うかうかしていると、発言の機会を失ってしまうのである。

新人の身としては、何かと恐縮が先に立ちながらも、
敢えて最近は、ハイハイっと、先頭を切って挙手するようにしている。

これは、一杯一杯の裏返しに他ならない。

いくつか質問をさせて頂いたが、その中で、
地球温暖化防止の取り組みについて触れたい。

いよいよ本年から2012年まで、京都議定書の約束期間が始まる。
わが国の温室効果ガスの削減目標は、1990年比でマイナス6%。

ところが、2006年度で既にプラス7%であるから、
実質目標はマイナス13%、なのである。

では、本県は、と問うと、2005年度で何とプラス23%、
実質目標はマイナス29%、なのである。

そして内訳を聞くと、その2/3を産業界が占めるとあって、
ある意味、製造業主体の本県としての宿命的課題といえそうだ。

しかし、コトは世界共通の最重要課題。
何としても達成していくという姿勢を、僭越ながら確認させて頂いた。

詳細は、県議会ホームページの会議録に譲るとして、
委員会の活発は、夕方近くまで続いた。

そして、夜。
��PO法人ヒューマン・チェーンセンター主催のセミナーに参加した。

タイトルは、「ニート・引きこもりからの脱出」。

冒頭、「ニート・引きこもる若者たちへの支援活動の現状と課題」と題して、
同センター理事長の戒田優氏から、約30分の講演があった。

戒田理事長とは、KHJ愛媛こまどりの会で面識を得たのだが、実に熱い方だ。
この問題をライフワークとされる、情熱の塊である。

今後ともご教授を頂きながら、協力して問題解決に取組んでいきたい、
と思わずにはいられないくらいに、こちらまで熱くさせる講演であった。

続いて、「君といっしょに歩いていく~訪問活動の重要性~」と題して、
あの、レンタルお姉さん、川上佳美さんの講演を拝聴した。

今は、NPO法人ニュースタート事務局を旅立たれて、
日本若者訪問支援協会代表として、ご活躍されている。

体験と信念に基づくお話に、終始、感服させられた。
自信がみなぎり確信あふれる彼女は、とても私より1世代下とは思えない。

そして、正直。

今を、“わざわざ、ウザイ人が必要な時代” と、彼女は言う。
なるほど誰しも、ウザイ、といわれることを恐れ、避ける時代である。

そうした価値観が、
ニートや社会的ひきこもりをここまで産み広げたのだとすると。

ちょっと昔の家族にあった、近所にあった、あのウザったさを、もう一度取り戻そうよ、
そんなメッセージを、私は彼女から受け取った気がした。

そして、そのウザったさを、確かな人間関係として成立させたものは何だったか、
と考えると、それは“信”なのだ、と思う。

相手を信じ、自分が信じられた時代を、今度は私たちの手で。
現代に即したカタチで創っていくのだ、その取り組みはこうして始まっているのだ。

そんな勇気と希望を頂いたお二人に、心から感謝を申し上げたいし、
これからあらためて連帯を強め広げていきたい、と心から思う、有意義なセミナーであった。

��写真は、左から戒田理事長、レンタルお姉さんこと・川上佳美さん、に緊張する私。)


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