2007-10-08

オレンジ色のコスモス

午前、思いがけないメールが届く。
山本ひろし参議院議員からの、激励であった。

この3連休を休まず中四国を廻られながら、
その合間に、電車の中から、と思うと恐縮の極みである。

すかさずお返事を送信して、今日の、私の現場へと向かう。

1本のお電話を頂き、ある現場を見て欲しい、とのこと。
行き先は、おなじみ、久万高原町である。

現場は険しく、河川のかなりの上流に位置する。
奥深い山道の草むらをかき分けながら、岩苔に足をとられないよう、注意深く進む。

事情をしっかりと伺い、ご要望をお預かりした。
しかしながら、この、お預かりするということは、とても重たいことなのである。

要望が実現できれば何も問題ない。
エブリワン ハッピー、だ。

が、全部が全部、実現できるとは限らないのであって。
問題は、実現できない場合、だ。

なぜ、できないのか、という説明責任、また次善策、もしくは善処の見通し、を示し、
了承を頂いて初めて、お預かりしたものをお返しできたといえるのであろう。

そこの難しさを、思う。
と同時に、知見の必要を痛感する。

今の私は、専門的な話になると、頭の中は虫食い状態で、主旨を把握するのに精一杯だからだ。

国語の文章問題などで、キーワードの囲みに、適切な言葉を当てはめるように。
文脈と要点を掴まえて、それから調べる、その繰り返し。

テストなら試験範囲というものがあるが、生活には、課題の範囲は、ない。
ならば、議員でいる間は、どれだけ勉強しても、卒業というものはないのかもしれない。

連日、様々な方からご相談を頂きながら、体当たりの日々が続く。
しんどいと感じるとき、それは訓練だから、と思う。

だから、がむしゃらに、と思った。
厳しい訓練を乗り越えて、本当の意味で、皆様の確かなお力になれるように。

と、そよ風に揺れるオレンジ色のコスモスたちが、
ちょこっと、肩に力の入りがちな私を見透かすように、

自然体でね、
と、釘を刺すように、ニッコリささやいて見えた。


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