2007-10-19

へこたれてる場合では、ない

午後、企業6社を訪問する。
日頃のご無沙汰を詫びつつも、各社とも温かくご面談頂く。

とある企業では、会長・社長自らご対応を頂き、お心こもるご教授を賜った。
人生の風雪に耐えた、にじみ出るお人柄に、ひれ伏すような感慨を覚えた。

戦後、すべてがリセットされた荒野から、こういう大先輩のご苦労があって、日本の今がある。
そういう感謝の思いとともに。

今の時代の困難を、今度は、私たちが拓いていかねばならない、という責任を痛切に感じた。
すなわち、約800兆円という借金をどのように決着していくか、という困難である。

世界の先頭を行く、超少子高齢社会の日本にあって、この困難を解決しない限り、
社会保障の問題も、様々な格差の問題も、根本的には解消できない、と思うのだ。

現実に、国も県も、答えを見出せていない。
そうした現実の中で、思う。

戦後の、焼け野原は、どうだったろう。
無数の、無名の、先輩たちは、どんな思いだったろう。

そう考えるとき、現実にへこたれてる場合ではない、と思うのだ。

大先輩方が岩盤に爪を立てる思いでやってのけた復興を、
次元は違うが、私たちは何としてもやり遂げなければならないのである。

そうした強い意志を、目の前のベテラン経営者から受け継ぐ思いで、拝聴をさせて頂いた。

末席にせよ、県政という、愛媛県の経営に携わる1人として、
こうした企業経営者の皆様との面談は、いつも、心と技術の両面から、貴重なヒントを頂ける。

地道に対話を重ねながら、県民に対する成果につなげてまいりたい、と思う。


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