2007-10-29

モーレツな1日と、老父への誓い

午前、10数件の県民相談に動き、
午後は、久万高原町に支持者を訪ね、
そして夜は、恩人のお身内のお通夜に駆けつけた。

その間、休む間もなく。
今、どっと、疲労が押し寄せている。

さて、今日の特筆は、何といっても、久万高原町での訪問対話である。

約10軒ほどを、じっくりと時間をかけながら廻らせて頂いたのだが、
実に、気持ちの通う本音のやりとりをさせて頂いた、と思うのだ。

いうまでもなく、お会いした方は、ほとんど高齢者の方ばかり。
特に、1人の、いわゆる独居老人の男性に、心を揺さぶられた。

彼は、88歳。
約20年前に奥様を亡くして以来、この地でずっと1人暮らしをされているそうだ。

しかし、最近は足腰も弱り、外出はもちろん、家の中の移動さえままならないという。
ご近所の方々の配慮と支えによって、かろうじて暮らされているのだ。

その子どもさんのご家族たちも、老いたる父を心配され、機会あるごとに、
松山市内で一緒に暮らそうと誘うのだが、

老父は、久万高原町から離れるくらいなら死んだほうがまし、
と、頑として断られるのだそうだ。

子どもさんといっても、50代か60代であろう。
そのご家族のお気持ちもわかるし、老父の思いも、よくわかる、気がする。

そのとき、政治は、と思うのだ。
まずは、介護認定という手続きをご説明の上、対処を講じさせて頂いた。

でも、その先は。

そして、この老父の状況が、これからあちこちで加速度的に生じることの必然を思うとき、
今の自身の非力を思い知らされる。

走ると、風を感じるように。
県民生活の現場を歩くと、政治が与える影響を、肌で感じることができる。

机上でも、一律でもない、新たな政治へ。
目の前の、その1人に、理不尽や不合理が行われない、温かな政治へ。

愛媛における、そのグランドデザインと、実現を、老父に誓う。
答えは、まだない。
けれど、必ず、と誓う。

夕暮れの、帰り道。
先週気づかなかった久万高原町の山肌が、少し紅葉の気配を見せていた。

��老父宅前の、落ち葉の、じゅうたん)


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