2007-10-02

やってみなんだら、分からんでないか

久々に、個人的に、衝撃の1冊。
驚きあり、涙あり、そして、笑いあり、感動あり。

その本のタイトルは、「そうだ、葉っぱを売ろう!」
��横石知二著/ソフトバンククリエイティブ)である。

私が最近読んだ本の中で、断トツのイチオシ、である。

サブタイトルに、 “過疎の町、どん底からの再生”とあるように、
わが町こそ、どん底と思っている皆様に、ぜひ、ご一読をお奨めしたい。

舞台は、徳島県勝浦郡上勝町。
人口2,000人あまりの、四国で一番小さな町。

2002年あたりからマスコミが取り上げ始め、知ってる人は知っている、有名な町ではある。

私も、感慨深い。
選挙期間中、行く先々で上勝町を引き合いに出し、お訴えをさせて頂いたからだ。

高齢化と過疎化に苦しむ地域にあって、この疲弊を乗り越えるヒントとして。
少子化も、財政難も、医療も、福祉も、必ずクリアできることのお手本として。

上勝町にできて、愛媛にできないはずがない。
地域の再生は必ずできるし、やりましょう、と。

今でも、その思いはいささかも変わらない。

さて、その地域再生の一部始終を描いた、この本は。

よそから来た一人の青年が、地元住民のネガティブな気持ちを変え、
絆と葉っぱビジネスの創出を通して、仕事を変え、町を変え、
そして歴史を変えた、ドキュメントである。

至るところ、感動だらけで、あっという間に、付箋だらけとなってしまった。

本当にお奨めしたいので、あえて詳細には触れない。
事実が、すべてを物語ってくれている。

それは、例えば。

Iターン・Uターンで、移住者が増え、人口が増えている事実。
若者が戻り、高齢化に歯止めがかかった事実。

高齢者が元気で、老人ホームが廃止となった事実。
高齢者が健康のため、医療費が抑制された事実。

他にも、このような事実がいっぱい。
少し前まで、高齢化率48%の限界集落の過疎地が、である。

著者は、言う。
“やってみなんだら、分からんでないか”。

全くその通り、なのである。
勇み、自身の行動に代えてまいりたい、と思う。


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