2007-08-02

常任委員会で考えた

AM10:00より、常任委員会が開催される。
常任委員会とは、いわば、分科会のことである。

わが県議会では行政カテゴリーを6つに分け、それぞれの委員会を設置し、
県庁内部局と議員が、その6つの委員会に編成・配置されている。

各委員会のミッションは、
その行政カテゴリーごとに、県の取り組みをチェックすることを目的として、
本会議から付託された議案などの審査を行うこと、といえる。

その中で、私が所属するのは、環境保健福祉委員会、である。

文字通り、県民の皆様の、生活環境や保健福祉に関することを
テーマとして取り扱い、深掘りした議論・検討を行うわけだ。

今日の委員会の議題は、
「新潟中越沖地震と本県の防災体制について」であった。

概要は、明日の地元紙他に譲るが、極めて貴重で有意義な所感を得た。
わが県の真摯で堅実な取り組み状況も理解できたし、
一方で、
防災という、県民の生命と財産を守ることの重大さからすると、
これで十分ということはありえない、その課題の多岐を痛感させられた。

想定される南海大地震をはじめとする、様々な災害に対して、
時系列で見るなら、事後の体制・対応の万全を期することは必要条件であって、
事前の災害予防の啓発・準備をもって十分条件としなければなるまい。

水平的に見るならば、全庁横断的な、あるいは4県合同的な編成強化が必要だし、
垂直的に見るならば、国と県と市町のネットワークの構築・強化が求められる。

災害の種類で分けると、天災と人災。
段階で分けると、1次災害と2次災害。
愛媛固有の事情として、伊方原発。

その他の視点も含めて、多面的で漏れのない検証と議論の中から、
ぜひ、わが県独自の、防災トータルプランを構築してまいりたい。

委員会を終えて。

こういう時間と場と知見を経て、議員として為すべきことを、
1つ1つ覚えていくのだ、と思った。

奇しくも、台風5号が今夜半、愛媛に最接近とのこと。

何かしらの災害にすぐ動けるように、今、自宅で待機しながら。
無事の台風通過を祈りつつ。

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