2007-07-03

失言はどこから

久間防衛相辞任。
明日の朝刊1面タイトルは、これで決まりか。

政治家の発言と責任は、どこまでも重い。
まして閣僚となると、なおのことだ。
災いは口より出でて身をやぶる、である。

かの問題発言の原因は、どこにあったか。

心に思うところを意見、といい、
意見を述べるを発言、という大辞泉によれば、
それは、心である。

心にあるものが、いざというときに表われるのだ。
とすれば、政治家は常に、心をどう磨き、保つか、
修行ともいうべき、その屹立とした矜持が問われよう。

さて、と自身に置き換えてみながら、
今日も、いくつかの市民相談をお預かりした。
次々と、未経験領域が押し寄せる。
その都度、先輩に相談しながら、書に触れながら、
誠実に、慎重に、取り組ませて頂く毎日だ。

また、相談者に対して、回答をお返しする際、
自身の発言に配慮は足りているか、油断はないか、
これでよかったか、といつも考える毎日ともいえる。

辞任のニュースを聞きながら、私は。

失言を恐れるよりも、失言が出ない心を鍛えたい。
目の前の、そのお1人の気持ちにいつも寄り添える
自分でありたい、と決意する。

災いは口より出でて身をやぶる、の次の句は、
幸いは心よりいでて我をかざる、である。

明日も、心から、出発だ。

0 件のコメント:

コメントを投稿