2007-07-13

顧客と、競争と、マネジメント

台風接近。

大型で非常に強い台風第4号が、明日にも四国に上陸しそうだ。
弊ブログをご覧の皆様も、くれぐれも細心のご注意をお願いしたい。
大事のなからんことを心から祈りつつ。

さて、最近、心にピクンときたのが、
渡邉美樹さんの「もう国には頼らない。」という本。
非常にセンセーショナルなタイトルではある。

渡邉氏は、小説青年社長のモデル、ワタミCEO、教育再生会議委員等、
そして、夢に日付を!との独自の人生哲学などで、あまりにも有名だ。

フードサービス業を皮切りに事業を立ち上げ、今、手がけているのは、
「教育」、「医療」、「福祉・介護」、「農業」、「環境」のジャンルである。
いずれの事業も、ビジネスとして見事に成功させているのである。

待てよ、と。

教育問題、医療問題・・・と、これらのジャンルの後ろには、すべて問題がつく。
そして、概ね「官」主体であり、かつ深刻な危機が懸念される産業である。

これは、現在の行政課題そのものではないか、
という意味で、心にピクンときたのだ。

一気に読了の感想は、氏の趣旨に大いに賛同、である。
僭越ながら、私がめざす、生活者満足度日本一の愛媛というゴールイメージは、
彼が凄まじい逆風に立ち向かい、現在地にたどり着いたと同じ種類のものといえそうだ。

氏が主張する上記ジャンル再生のキーワードは、「顧客」と「競争」と「マネジメント」。
いずれも、全く行政には似つかわしくないイメージワードではある。
が、それはイメージの問題である。

それらのワードが意味する本質を理解すると、誰もが頷ける、普通の話だと思う。
愛媛が抱える課題解決への、ヒントとイマジネーションを多分に与えるものであり、
特に関係各位には、ぜひご一読をお奨めしたい。

氏の経営哲学に当てはめれば、愛媛のスローガン仮説は、
全国で一番たくさんのありがとうを集める愛媛県になろう、となる。

ググッとくるのである。
愛と心のネットワーク、或いは、輝くふるさと愛媛づくり、に通じるのである。

私もまた、どこまでも県民・庶民の皆様のために働く自分になろう、
との決意が深まり、眼を開かされた1冊となった。


PS.弊ブログをご覧の皆様に
参院選期間中は、念のため選挙関連テーマを自粛させて頂きますことを
ご了承ください。大勝利に向けて、最後まで断固戦い抜いてまいります!


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