2007-07-15

レジ袋じゃない

ロンドン、パリ、香港、そして東京と。
ひとつのブランドバッグが、話題を振りまいている。

それは、アニヤハインドマーチのエコバッグ。
��ご参考URL⇒ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070715-00000076-san-soci )

“世の中を少しずつ良くするために、日々できることからはじめよう”とのテーマで、
レジ袋の抑制を目的にプロデュースされた、有名デザイナーズブランドバッグである。
そのフロントにプリントされたロゴは、“私はレジ袋じゃない”と呼びかける。

環境破壊抑制への啓発という企画意図については全く異論はないものの、
残念ながら、環境意識を高める結果には十分に結びついていないように思える。

あの長蛇の列と、ヒステリックな喧騒を見ていると、漠然の危うさを覚えるのは私だけだろうか。
ひとたび生じたあの空気と熱気を、誰であれ、冷静に、理性的に処置することは不可能であろう。
その喧騒が日本だけでないところを見ると、世界的なシンドロームなのだろうか。

同時代を生きる、世界の、ヒトとしての人類が、刺々しく苛立ち、
何だか息苦しくなっているような気がしてならない。

榊原英資氏は「幼児化する日本社会」という著書の中で、昨今の日本人には、
ものを考えずに結論だけを求める、二分割思考、というものが蔓延しており、
このままいくと、大衆によるファシズムのような状態になる危険性を指摘している。
少し表現がデフォルメがかってはいるが、どうだろう。

いずれにしても、ファシズムとは断固戦い、二度といつか来た道は歩まない。
それが、公明党と、日本のどの政党も等しく拠って立つ、共通認識であり使命である。

そのためには、自分の頭で考える、ということの大事さと、かけがえのなさを、
もう一度見つめ直さなくてはならないのではないか、という政治の責任を考えさせられた。

生活とか、人生とか。
地域や社会の中で、絶えず起きてくる様々な問題に対しては。

答えはどこかにあるのではなく自ら創るものであるし、正解は必ずしも1つ、とも限らない。
疑ってみると、目からウロコが落ちることもあるが、疑わなければウロコも落ちようが、ない。

是非につけ画一を押しつけて来た今までの政治の転回を、時代は要請しているのだ。

何気に点けたテレビから流れるニュースに、考えさせられた。
蛇足ながら、ピンボケしたキャスターのコメントにも、かなり考えさせられた。


PS.弊ブログをご覧の皆様に
参院選期間中は、念のため選挙関連テーマを自粛させて頂きますことを
ご了承ください。大勝利に向けて、最後まで断固戦い抜いてまいります!

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