2007-07-10

天気曇天なれども

快晴ならぬ快曇、とでもいえそうな、みごとな曇りの日。
そんな天候とは裏腹に、心晴れやかな1日となった。

理由は、ひとつのことの成就にある。
小さいけれど、私にとっては大きな成就である。

約2ヶ月前の、4月下旬のことであった。
あるご婦人から1本の電話を頂く。
とある交差点の危険防止についてのご相談であった。

すぐ視察に飛んだ。
ご指摘の危険を確かめた上で、各部局との折衝を始め、
検討・調整を行っていたものが、この度、正式に措置が決定。
ようやく危険防止の手はずが整う運びとなったものである。

大型カーブミラー、標識、停止線の設置という、
申し入れ通りの対応措置をとることができたわけである。
早速、ご婦人にご報告を差し上げ、ご安心を頂いた次第となり。

ご助言を頂いた小林みやこ松山市議を始め、
ご尽力を頂いた県庁・県警各部局の皆様に、心より感謝したい。

と、2つのことを、思った。
1つは、力を合わせることの大事さと有難さ。
もう1つは、生活者の要望を実現することの喜び。
解説も、補足も、ない。掛け値なしで、そう思った。

財政や少子高齢化や、社会保障・年金制度や税制や。
解決すべきもっともっと大きなことが、山積する中で。
交差点の対応措置それ自体は、小さなことかもしれない。

しかし、大事なことは、問題の大小ではなく、解決の実現なのだ。
政治が問われるのは、政治が関与する生活上の課題を、
解決するのかどうか、したのかどうか、である。

私は、1つ1つの生活課題と、生活者ひとりひとりのご要望に、
行政も議員も真摯に向き合い、力を合わせて取り組むという、
この力を合わせて、という部分に、生活課題解決の方程式を、信じる。
これ以外ない、と。

不安から安心へ、不信から信頼へ、そして不満から満足へ。
政治の知覚品質の転換は!

大海をバケツで汲み出すが如く、
玉ねぎの薄皮を1枚1枚剥いで元に戻すが如く、
投げ出しそうな困難をも乗り越えて、征かねばならない道程だ。

記事にもならず、ニュースにもならないが、
地道にして、ひとつひとつ、生活者の思いを成就していくこと。
それが、遠回りに見えて、最も近道であると、私は信じる。

そう思ったときに、
今日のひとつの小さな成就は、私にとって大きな成就、なのである。


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