2007-07-16

伯方で、ボズを聴きながら

伯方港、あるいは木浦港。
久しぶりに見渡す、この風景と、潮の香り。

タイムスリップしたかのように。
少年時代と、何も、変わらない。

思えば、中2のとき、父を亡くして移り住んだこの島は、母の里であるとともに、私の故郷となった。

車のエンジンを止めて、BGのボズ・スキャグスを聴きながら。
当時の、往時の、そして30星霜の思い出が、猛烈なスピードで、脳裏にフラッシュバックしてきた。

桟橋に、降りてみた。
あのときと、何も、変わらない。

高校受験の時、不合格なら就職しようと決め、悲壮な決意で渡ったときも。
下宿で過ごした今治西高時代、帰省のたびに、大きな荷物を自転車に積んで下船したときも。

大学時代、3万円の中古車を手にして、意気揚々と凱旋気分で降り立ったときも。
いつしか社会人となり、家庭をもち、父となり、そして、議員としての所用に訪れた本日も。

この桟橋は、ゆるやかに波に揺られながら、
じっと浮かびながら、昔と何も、変わらない。

しかし、時は過ぎ往き。
島に帰る度に、この桟橋で私を迎えてくれたステテコ姿の祖父と、笑顔の祖母は、もういない。

さて。
久しぶりの伯方島は、途中、晴れ間と静けさが一転、突然の豪雨と雷もにぎやかに。
市民相談の後、参院選支援依頼で旧友・親戚を駆け足でまわり、約4時間の滞在となった。

おじちゃんも、おばちゃんも、友人たちも。
当時と何も、変わらない、その温かな笑顔と人情と。
会話に花が咲き、話の続きが名残惜しくも、次回の楽しみとなり。

久しぶりの故郷で、えもいわれぬ温もりを感じたひと時は、
故郷から私への、贅沢なお土産そのものだったであろう。

と、ともに。
伯方島を移動中、あちこちの辻々で目に飛び込んできた公明党の法定ポスター。
支持者の皆様の献身に、心から合掌する思いでいっぱいになった。
明日から、さらにやらんかな、と勇気がみなぎった。

目の前の戦いを勝ってこそ、次は、できれば、ゆっくりと訪れたい、と思う。


PS.弊ブログをご覧の皆様に
参院選期間中は、念のため選挙関連テーマを自粛させて頂きますことを
ご了承ください。大勝利に向けて、最後まで断固戦い抜いてまいります!

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