2007-07-02

雨と2,000円

カーテンを開けると、ザーッと、力強い雨音。

こんなにも雨天を嬉しく思うのは、いつ以来だろう。
県下のダム貯水率の回復と、水不足の懸念払拭を祈りながら、起床。

今日は雨の中、企業訪問・市民相談・庁内折衝・党務に勤しむ。

決戦まで、あと27日となった参院選に、ボルテージもいや増して。
山本ひろしを熱く語りながら、未来への責任を訴えながら。

夜も更けた頃、1本の電話が鳴った。
あるご婦人と、2,000円をどう思うか、という話になった。

文脈の中でということだが、要は、
これを捻出することが大変、という人の気持ちを、
政治はわかるかという投げかけだ。

国も地方も、急速な少子高齢化とグローバリズムが進む中、
待ったなしで今、痛みを伴う構造改革に取り組んでいる。
が、庶民の目に映るのは、ほとんど痛みのみ、なのだ。

2,000円の負担さえ痛い、と感じる人の気持ちを、
本当に政治家も官僚も、理解しているのだろうか。

私自身はもちろん、と自答しながらも、一瞬、
本当にわかっているだろうか、と不安になる。

公明党は、この痛みをわかる政党であり、議員集団であり、
そこを離れての存在価値はないし、
支持者の皆様にも認めてもらえないだろう、と思う。

だからこそ、それが2,000円であれ有難い、という喜びを、
弱者に広げゆく、力ある存在に成長しなくては、と心に期した。

受話器を置きながら、ざらつく窓の外。
恵みの雨は、まだ降り続いている。


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