この上半期、私にとって忘れえぬ思い出の1つは、
以前、勤めていた会社の創業者の逝去です。
誰しもいつかは迎えるものと知りつつも、
その突然の訃報に、埋めようもない喪失感を覚えました。
その方は、
旭通信社、現在のADKを一代で業界3位にまで築き上げ、
広告業界最後のカリスマともいわれた、稲垣正夫さん。
当時の私たち社員は決して社長とは呼ばず、
いつも親しみをこめて、稲垣さん、でした。
稲垣さんの人格に触れ、そのお振る舞いを通し、
たくさんの大切なことを学ばせて頂きました。
議員として駆け出しの頃、
稲垣さんから頂いた1通のお手紙。
そこには、温かな励ましと過分な期待が綴られていました。
・・・そこに向かって1歩でも近づけるよう、
そして私が退職する際、揮毫にしたためられ頂戴した
「苟日新、日日新、又日新」
(まことに日に新たに、日々に新たに、また日に新たなり)
その言葉の意味を決して忘れることなく、
自身の使命を全うできるよう精進してまいります。
稲垣さん、本当に有難うございました。合掌。
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