2008-09-14

その1秒に かける思いは 無限大

夕方まで、降らんといて。

��M8:00。
微妙な曇り空を見上げながら、心でつぶやく。

今日は、
松山市立雄新中学校の第62回体育大会、の日。

この日のために準備頂いた生徒や関係者各位の、
せっかくのご努力を、台無しにしたくなかったし、


順延となると、
もう1回分の労力とモチベーションが必要になるし、

第一、初めてお招きを頂き参加させて頂く私としては、
雨男の不名誉は、できれば避けたかったのである。

微力ながらも一念が届いたか、無事晴天での開催となった。
よかった、ホッ。

予定通り、のAM9:00。
固唾をのむ思いで始まった、開会式。

きびきびと集合・整列し、私語も一切なく。

粛然というか凛然というか、その、爽やかで清々しい、
生徒たちの姿に、思わず胸が熱くなった。

渡部清校長からは、

練習期間から今日まで積み上げてきた、この体育大会を通して、
集団規律の大切さと、全力を尽くすことの大事さを、学んでほしい、

との訓示があった。

その通り、と思うし、深い、話だ。

一番多感で、心も体も柔らかで、大人への端境期。
そんな中学時代だからこそ学べる、大事なポイント、であろう。

さて、演目が始まった。

恐縮にも、渡部校長のとなりで、
解説を頂いての観覧となったが、

おかげさまで、浅学の私にとっては、
様々ご教授を賜り、大変貴重なひとときとなった。

御配慮に心より感謝申し上げたい、と思う。

その雄新中学校は、県下有数のマンモス校で、
全校生徒数763名。

それでも、今から20年くらい前に比べると、
約1,000名も減少した、とのことである。

少子化といわれる中での生徒数の多さに驚くべきか、
この間の生徒数の減少の大きさに驚くべきか。

また、渇水が懸念される松山市の水事情により、
運動場には“にがり”を撒いている、とのこと。

通常は、砂ぼこりが巻きあがらないよう水を撒くものだが、
にがりの保湿効果で代替している、のだ。

また、同校には、
知的・精神・肢体の特別支援学級が3クラスあり、

他の生徒とわけへだてなく一緒に、
また助け合いながら競技参加していることや、

英語の授業では、
外国人指導助手がサポートについているのだが、

市教育委員会派遣のジャマイカ出身の女性ALTも、
生徒たちと一緒になって、汗をかいていたのである。

どの演目も、どの瞬間も、みな一生懸命で。
全力で競い合う、その真剣な表情とまなざしに。

ころんでも、引き離されても、諦めず、
最後まで競技を貫く姿に、私は終始、感激した。

そんな生徒たちに、
忘れかけていた、大事なことを教えて頂いた気がする。

本大会のスローガンは、
“その1秒に かける思いは 無限大”、だが、

私もまた、これから続く1つ1つの活動を、
そうした思いをもって取り組まねば、と強く決意させて頂いた。

ご案内とご対応を頂いた渡部校長、関係者各位と、
何よりも、

多くのことを教えてくれた、元気ハツラツの生徒諸氏に、
心から感謝を申し上げたい。

��写真は、渡部校長のもと、生徒代表による、宣誓のシーン。)


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