2010-05-17

常任委員会県内視察、初日

今日明日の2日間、

私が所属する経済企業委員会と総務企画委員会の
2委員会合同による県内視察、がスタート。

初日となる本日は、3か所を訪問。

まず、昨年、松山市大街道ロープウェー街にオープンした
『えひめイズム~感性価値創造ショップ~』。

これは、

国・県の補助金を活用し、松山市が銀行・民間等で構成する
感性価値コンソーシアムに運営委託する経済活性化推進事業で、

その目的は、

松山地域産品の新たな市場開拓と、大消費地への流通促進。

昨年12月のオープンから4カ月で、

来客数は2.8万人と当初予測の2倍を達成し、
新規販路開拓数も6件と、順調に成果を上げているようだ。

パイロットショップとしては、まさにアンテナこそ命。

文字通り、

えひめ松山ならではの感性価値をどんどん発信して、
スペシャルドラマ坂の上の雲の放映を追い風に、

今後更なる飛躍を期待したいし、
全力でサポートしてまいりたい、と思う。

次に、

愛媛県紙産業技術センター(四国中央市)内に設置の
『愛媛大学大学院農学研究科・紙産業特別コース』を、視察。

ご承知の通り、同市は全国屈指の紙産業集積都市で、
紙製造品出荷額では堂々の全国第1位、である。

その強みを将来にわたって持続発展させていくためには、
それを担いうる人材の持続的な輩出が必要不可欠、

との判断から、同市と産業界が、
国・県・愛媛大学等と協力し実現したのが本事業、だ。

本年度の募集人員は6名だが、

次世代を拓く人材拠点として、年々着実に、
確かなる歩みを重ねていってほしい、と思う。

最後に向かったのは、東予地方局(西条市)。

昨年度から、

各地方局が一定の範囲内で、本庁に対して直接
予算を要求できるようになったのだが、

その中の

「地域振興重点化プログラム」の6つの事業について
レクチャを受け、質疑を行った。

東予の強みを磨く
「TOYOものづくり産業支援事業」、「新しい東予農業支援事業」、

本県で最も先進的な取組みが進む「発達障害ネットワーク事業」等、
確かな戦略性と明確な政策プライオリティ、に強い感銘を受けた。

後は、予算である。

本年度で約2,000万円だが、権限と合わせ更なる移譲が進むよう、
“地域内の地域主権”に向けて、微力ながら全力で後押しを、と思う。

以上が視察初日のレビューだが、

県内経済に対する不断の研究・研鑽と、日々の現場活動の重要性を
あらためて痛感する1日となった。

末尾ながら、ご対応を頂いた関係各位に心より感謝を申し上げたい。


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