2008-08-06

今治で、無言に教えられた、公僕精神

午前、部局打ち合わせ。
午後、今治市にて視察・企業訪問等。

終日政務の日は、詳細は綴りにくく、
そういうときは読書ネタを綴るようにしているのだが。

あいにく最近は、読書もままならぬ日々が続き、
イカンイカンと思いながら、積ん読、になっている。

加えて、夏バテか年波か、
なんとなく身体が、だるく感じる。

が、そんな自分に、喝、を入れながら、
フル回転の今日1日の中の特筆は。

今治市職員の皆様との現場作業の中で、
その、素晴らしい公僕精神、に心から感動したこと、だった。

どの自治体も財政難であり、
昔は当たり前にできていたことが、今は・・・、という場面は多い。

要するに、お金がないからできない、という現実。
そういった現実があることは事実、だ。

民間ならもっとシビアだろう。

しかし、行政はパブリックをマターとする仕事であり、
民間のできない領域にこそ、その本来任務がある。

そこで、お金がないからできません、
という現実に直面したとき、

安易に思考停止に陥ってしまうのか、それとも、
何とかブレイクスルーしようと粘り強く試みるのか、

そこを分かつものこそ、
真の、公僕精神であろう、と思う。

今日の皆様は、いつも私が実践しようと心掛けてることを、
まさに当たり前のように、自然体で、実践されておられた。

それは、あるもの探し、の実践。

お金はない、

けど、時間は創れる、つまり、ある。
動かせる体も、ある。

1人で100kgの重荷は持てないけれど、
100人寄れば、ラクラク持つことができる。

ならば、100人の賛同を得るために、
語ることが、できる。

前例がないからダメといわれた、なら、

歴史を遡り、世界に目を転じてでも、
前例を探すことができるし、

それをすると悪しき前例になる、なら、

いい前例にできないか、
と知恵を働かせることができる。

そう。
私たちにある、最大の資産は、知恵、なのだ。

それは、お金を、超えて。

私たち1人1人の中に無限に埋蔵され、
絶えず開発可能で、決して枯渇しない。

直面する現実が困難であればあるほど、
その、知恵、をどう引き出し、結集し、活用するか。

その最大のカギは、志、
の1文字であろう。

今治市の職員の皆様のふるまいに瞠目しながら、
その、公僕精神の崇高さに感動しながら、

自分は、何のために、何を、どのように、志すのか。
あらためて自身に問うた、ひと時であった。

その、無言のご教授に、心より感謝申し上げたい。

��写真は、大三島から生口島を臨む、夏の瀬戸内海。)


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