2011-10-05

西予市・ししの里せいよ














午後、山本ひろし参院議員・中県議・二宮西予市議とともに、
西予市獣肉処理加工施設「ししの里せいよ」を視察しました。

同市では、

イノシシなどの野生鳥獣による農作物被害、
いわゆる“鳥獣被害”が年々増え続けており、

昨年度の被害額は、
果樹や米・野菜などを中心に3000万円を超え、

農家にとっては極めて深刻な状況が続いています。

これには
防護柵などの侵入防止策だけでは到底追いつかず、

捕獲の強化が何より重要と判断した結果、西予市では、

狩猟者の意欲向上と獣肉の有効活用を目途に
同施設を本年3月に竣工、4月から稼働を開始しました。

ししの里・西予では、

これまで半年間でイノシシ35頭を処理、
今年度中に120頭の処理をめざすとし、

その処理肉は、焼肉・バーベキューはもとより
ウィンナーやコロッケなどの原材料として販売。

加工食品業者等による幅広い商品化により、
今後、学校給食をはじめとした地元での普及、

さらには西予市の特産化をめざして取組みたい、
との力強いお話を伺いました。

有害鳥獣による被害は、本県全体では約4億円にも上り、
担い手対策・耕作放棄地対策と併せて、全県の共通課題。

同施設の今後の成果に注目しながら、

また、国や四国4県と連携しながら、
総合的な対策強化に努めてまいりたいと思います。


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