2009-06-05

さきおとといの、県内視察初日、の続き

午前、松山市役所にて公務。

午後、県庁にて
一連の水問題をはじめ、部局折衝。

夜、中予地区二輪車販売店協会様の
通常総会に参加させて頂く。

さて、先日の県内視察の続きだが。
まず。


6/2に訪れた2か所目は、
内子町・上芳我家住宅。

ご承知の通り同住宅は、国の重要文化財で
その建築年は、明治27年。

ということだから、今から115年前、
ちょうど日清戦争が始まった年、だ。

目の前の、
その大黒柱1本、梁1つには、

以降、
日本が経験した3度の戦争を

それぞれの時代の人々とともに、
風雪とともに耐え、

今に至った歴史と記憶が、
刻まれているに、違いない。

その重みを後世に伝えるため、
重要文化財保存修理事業により、

2007年から4年間、
総事業費3億5,000万円をかけて、

耐震補強・復元工事が行なわれていた。

復元だから、解体した1つ1つの部材を、
失ったり損なったりしないよう管理し、

傷んだ箇所はなるべく当時の方式で修復し、
耐震補強を図った上で、再度、元に戻すという、

説明を伺っただけで気の遠くなる作業、だ。

その、上芳我家は、
木蝋で財を成した豪商・本芳我家の、分家筋。

約3,600㎡という広大な敷地には、
往時の面影とともに、
贅を尽くした生活がうかがえるほか、

木蝋生産工場としての機能的な構造が、
用具などとともに詳しく保存されている、とのこと。

今後、八日市・護国の町並みを核とした、
内子町の更なるまちおこしに、大いに期待したい。

次に向かったのは、八幡浜警察署で、
経年32年というその耐震状況等を、視察。

耐震化にかかる費用を確認すると、

耐震調査に254万円、
耐震新築すれば建物代だけで10~15億円、とのこと。

本県の財政事情を考えると、
学校耐震化を優先せざるを得ない状況もあり、

同署の至るところのひび割れを見るにつけ、
実に悩ましい問題、と痛感するばかりであった。

かくして、宿泊先の宇和島市へ。

視察の2日目は、ご当地の地域課題について、
だが、又あらためさせて頂くこととしたい。

��写真は、本日の、
 中四地区二輪車販売店協会様会合でのご挨拶)

PS
本日、お招き頂きました中四地区二輪車販売店協会
上野会長様はじめ皆様には誠に有難うございました。
今後ともご指導の程宜しくお願い申し上げます。


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