2009-06-01

きっと、若者は、待っているから

終日、政務。夜、党務。

ということで、
先日の視察レポートの、続き。

小雨ぱらつく5/29の午後、

足立区の「あだち若者サポートステーション」
��以下、AYSS)を、訪れた。


アポ通り、13:00定刻。

ごあいさつの後、さっそく、

同区産業経済部就労支援課の境係長、
青少年自立援助センター山岸事務局長、

そして、
同ステーション長谷川運営責任者
のお三方から、お話をお伺いした。

私たち公明党の提唱によって、

2006年から厚労省委託事業として導入された
「地域若者サポートステーション」は、

ニートや引きこもりといった若者の自立、
なかんずく、

就労支援を中心とする若者の社会参加、
をめざしている。

そのニーズは年ごとに高まり、

当初、全国25か所で始まった拠点数は、
現在、92か所へと拡充されている。

そして、中でも、全国のモデルケースとして
注目されているのがAYSS、といわれている。

その特徴は、
対象者となる若者の発見からAYSSへの誘導、

そこから、1人1人の態様に応じて、
就労はもちろん、

各種セミナーへの参加や医療機関との連携など、
多彩で包括的な支援体制が取られている点、にあろう。

特に、日頃から、

民生委員や青少年委員の方々と連携を密にして、
対象者の掌握に努められており、

足立区内の対象者を約1,100人と特定されるのは、

同問題に対する地域理解の質の高さを示している、
といえよう。

また、

就労する際の履歴書の書き方等についても、
業務別の豊富な参考例を活用しながら、

という風に、1つ1つのサポートメニューを、
個人の状況に応じてきめ細かく実施している、という。

本県の、えひめ若者サポートステーションも、
松本所長はじめ関係者のご尽力により、

来所者数、進路決定者数とも、
全国平均を上回る成果を上げている。

と、
以前何度かお邪魔した際、お話を伺ったのだが。

一方で、
きめ細やかな包括支援体制という点で課題が残る、

ということを、その際お聞きしたことが、
今回の視察につながっているな、

と、ふと思い返した。

さて。

私が訪れた時点で、何人かの若者が、

ハローワーク&サポステのコラボによる

「ハローワークの上手な利用方法と
トライアル雇用について」

というセミナーに参加されていた。

対象者1人1人の本音や、
彼らを取り巻く地域や家庭環境の実際や、

担当するスタッフの真剣さが、
ヒシヒシと伝わって、きた。

長谷川さんをはじめ
ご案内頂いた皆様のお話が、

思いやりにあふれ、
共感を禁じえなかったのは、

彼らがいつも現場に立ち、
当事者の気持ちを感じているから、だろう。

そう、思った。

そんな足立区では、来月から、

「訓練就労サポーター制度」という
新たな取り組みをスタートさせる、という。

実に意欲的だが、これは、

AYSS利用者が、
企業で実践的な訓練を受けられるシステムで、

NPOなどの就労支援事業者が、
サポーター登録された区内企業から業務を受託し、

そこへ、NPOコーディネーターとAYSS利用者が
複数人数でチームを組み訓練就労する、というもの。

就職までに相当の時間や段階を要する若者のための、
中長期の職業訓練システム、といえよう。

その必要性は、
えひめ若者サポステでもかつて伺ったが、

全国に先駆けての足立区の実践に、
愛媛も続け!とばかり、大いなる触発を受けた。

若者は、待っている、のだ。

それが、
今回の視察で得た私の確信、に他ならない。

スイッチを入れたまま、
次は、県内を走れ、と決意する1日であった。

PS
お忙しい中、ご対応を頂きました
境様、山岸様、長谷川様はじめ
AYSSスタッフの皆様、

ハローワーク足立の山本様、
お世話になり誠に有難うございました。


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