2009-06-21

父の日と、私の父の日

午前、ゆっくり。
午後、事務所にて政務。

夜、自宅に帰ると。
下の娘が楽しそうに、何やら持ってきた。

これ、振ってぇ。
と差し出したのは、手作りのサイコロ。

この間、幼稚園で作ったらしい。

肩たたき、チューしてあげる、・・・って、
そうか、今日は父の日、なんだ。

いや、これはこれは、どうもどうも、である。

さっそく。

何が出るかな、ホイッ。
と転がすと、肩たたきが出た。

小さな手でトントンされながら、
幸せ気分、全開。

じゃあ次、もう1回、と結局、

サイコロに書かれた
すべての父の日サービスを頂いた。

とふと、今は亡き父に思いを馳せる。
あれから32年。

父あてに、私が今、サイコロを作るなら、
どんなことを書くだろう。

肩たたき、でもないし、
チューしてあげ、たくないし、

はて、喜んでもらえることは何だろう?

と考えると。

モノでなし、コトでなし、
そうか!と気づく。

それは私が娘に対して思うこと、

と、たぶん一緒じゃないだろうか、
いや、きっと同じだ、間違いない。

それは。

今日1日、どうやった?
うん、今日ね、幼稚園でね・・・。

という瞬間の、
つまり、そういうこと、であろう。

娘の笑顔を見ながら。

ほな。
お父さん、がんばろわい。

と、手にしたサイコロから。

娘にとっての父の日は、
私にとって思いもよらず、

私の父の日、となった。
ありがとう。


0 件のコメント:

コメントを投稿