2009-06-27

足あと

午後、鎌田實講演会に参加。

地球が誕生した45億年前にさかのぼり、

生命とは、生きるとは、から始まった氏の講演は、

終始、人間の“あったかさ”を信じる哲学に貫かれ、

イラクの子どもたちの救済に動いたことも、
諏訪中央病院の経営を建て直されたことも、

これまでの数々の著作や講演活動も、
原動力はすべて、その一念から生じている。

と同時に、それが、
今の日本に一番欠如していることだ、と。

1,500兆円もの預貯金を使わないということは、
国民は、この国を信用していない、ということ。

教育も、医療も、福祉も、
家庭も、地域も、職場も。

経済がお金の循環システムだとすると、
いろんなところに“あったかさ”を回していく。

為政者は、
政策以前にまず、そこに気づいてほしい、

との指摘は、聴衆を大きく頷かせていた。

また、命を支えるものは“つながり”だとして、
氏は、3つの重要性、を訴えられた。それは、

人と人のつながり、
人と自然のつながり、
体と心のつながり、である。

解説は不要、であろう。

命が支えられにくくなってしまった今の日本に、
あったかな“つながり”を取り戻すことこそ、

政治の最重要の仕事、と、学ばせて頂く。

議員の血肉として心に刻みたい、と思う。

終了後、宇和島に移動し県民相談等。


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