2007-05-22

若葉のささやき

 初夏を思わせる、暑い1日。今日も市内を、汗だくで歩く。
その中でお伺いする地域や暮らしに関するご要望は、際限がないかのようだ。
知見も経験値も乏しい私に、即答は背伸びだ。
今、私にできること。それは、ご要望の1つ1つの事実とお気持ちを、細大漏らさずお預かりすることであろう。

 いうまでもなく、公明党の特質は、その精神的フラット構造にある。
世間では、国会議員が上、地方議員は下、という階層イメージが強いが、公明党ではそれは役割の違いと認識する。ネットワーク政党と呼ばれる所以が、そこにある。
 ゆえに、私がお預かりさせて頂いたご要望は、すべて、国会・市町会議員の諸先輩方と適切に連携し、そのご助力のもと、確実に、誠実に対処させて頂く所存である。
そして、何よりも当事者の気持ちに寄り添って事に当たることが最も大事であろう。そうでなければ、単なる事務処理にすぎない。
公明党議員の本質は、本当に大変な思いをされましたね、という自らの皮膚感覚で当事者に共感するところから、1つ1つの問題解決に取り組む、その姿勢にこそあるのだ。
 考えながら、ふと、空を見上げた。初夏の日差しがまぶしい。
つと、荘子の名言を思い出した。余(わ)れ宇宙の中に立ち天地の間に逍遥す。
かの境地に思いを馳せながら、今度は木々を見上げる。
風にさらさらと揺れる若葉が、あせらずに、背伸びせずに、とささやいているようだ。

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