2008-12-06

足あと

午前、高松市へ。

香川県立ミュージアムで開催中の、
大三国志展を、鑑賞。

今から約1800年前、
わが国でいえば、卑弥呼の時代に。

魏・呉・蜀の3国が覇権を争った、

その、まさに足あとが、ずらり、
というより、ずしり、と並んでいた。

中国の国家一級文物53点を含む、
全部で180点の宝物は、

時空を超えて悠久のロマンへと、
私を駆り立てた。

特に、五丈原。

死せる孔明、生ける仲達を走らす、
で有名な、あの戦を、

精緻なジオラマにより再現した、
ナレーションと映像の演出には、

しばし、立ちつくすのみであった。

そのとき、
孔明の胸中に去来したものは、何であったか。

三国志は私の愛読書、であれば、
長くなるのでこの辺で留めるが、

同著の、

明鏡は形を照らす所以、古事は今を知る所以、
という一節を、今の立場でかみしめたい、と思う。

その後、
企業訪問、旧知旧友各位との再会など。

少しづつ、しかし、確実に。

世の中も人も変化していることに、
気づかされながら、一方で。

感傷にひたるべからず、前へススメ、

と戒め、戒めあう、友との語らいに、
時は待たず、夜は更けていった。


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