午前、エネルギー・防災対策特別委員会を傍聴。
議題は「総合的な土砂災害対策の取組みについて」。
山間部が県土の約83%を占める本県にあって、
土砂災害発生に大きな影響を与えるのが、降雨量。
最近10年間と、その前の10年間を比べると、
降雨50㎜/h以上の発生回数は、何と1.3倍に増加。
さらにその前の10年間からは1.4倍と、
気候変動によって降雨量が確実に増え続けています。
このことは土砂災害の発生確率の増加に直結し、
その対策強化の必要性について論をまちません。
一方、本県の公共投資額は年々減り続け、
15年前のピーク時に比べ、約1/4の水準。
命を守ることを最優先とする財政健全化の実現を
追い求めてまいりたいと思います。
午後は、私が所属する
行政改革・地方分権特別委員会に出席しました。
本日の議題は「これまでの行政改革の取組みと
新しい行政改革大綱について」。
月末に行われる大阪府知事・大阪市長選では、
大阪都構想が大きな争点となっていますが、
その行方とともに、行革・地方分権こそは、
今後最も重要で関心の高い政治課題となるでしょう。
その中で、私自身、
将来における本県と国のあり方等について
しっかりと構想をお示しできるよう
精進してまいりたいと思います。
2011-11-02
2011-11-01
特別委員会、傍聴
午前、地域活性化対策特別委員会、
午後、環境・水資源対策特別委員会を傍聴しました。
午前は、「南予地域の活性化について」を議題とし、
主に観光・雇用・農林水産業・社会インフラの視点から
これまでの取り組みについて審議が行われました。
午後は、「愛媛の水事情(生活・農業・工業用水)について」
を議題とし、それぞれの需給状況や将来見通し等について
活発な審議がなされました。
いうまでもなく審議とは、
税金の使い道を多様な視点に照らすということであり、
特別委員会では毎回それぞれのテーマに基づいて、
各事業の必要性や成果などをチェックしています。
南予地域の活性化については今年度、約85億円の
関連予算を計上し各事業を実施しておりますが、
予算の源は、大切な、大切な私たちの税金ですし、
水については、私たちの仕事や暮らしになくては
ならない、生きていくための必要条件です。
そうしたかけがえのない1つ1つの事案に対して、
議員として向き合い、意見し判断するという
責任の重さを、あらためて感じています。
議員として知見を、
��人の人間として人格を、
日々にたゆまず磨いてまいりたいと思います。
午後、環境・水資源対策特別委員会を傍聴しました。
午前は、「南予地域の活性化について」を議題とし、
主に観光・雇用・農林水産業・社会インフラの視点から
これまでの取り組みについて審議が行われました。
午後は、「愛媛の水事情(生活・農業・工業用水)について」
を議題とし、それぞれの需給状況や将来見通し等について
活発な審議がなされました。
いうまでもなく審議とは、
税金の使い道を多様な視点に照らすということであり、
特別委員会では毎回それぞれのテーマに基づいて、
各事業の必要性や成果などをチェックしています。
南予地域の活性化については今年度、約85億円の
関連予算を計上し各事業を実施しておりますが、
予算の源は、大切な、大切な私たちの税金ですし、
水については、私たちの仕事や暮らしになくては
ならない、生きていくための必要条件です。
そうしたかけがえのない1つ1つの事案に対して、
議員として向き合い、意見し判断するという
責任の重さを、あらためて感じています。
議員として知見を、
��人の人間として人格を、
日々にたゆまず磨いてまいりたいと思います。
2011-10-31
10月度常任委員会
午前、環境保健福祉委員会に出席しました。
本日の議題は、「えひめ結婚支援センターの
これまでの実績と新事業の内容等について」。
同センターは2008年に開設され、
少子化対策の一環として、これまで
県内独身者の出会いの場を様々な形で提供する
事業、いわゆる婚活を推進してきました。
そして本年、個別のお引き合わせを行う
「えひめ愛結び」という新たな事業を開始し、
対象となる方々の注目を集めるとともに
着実な成果を挙げつつあります。
県の調査によると、独身者の最大の未婚理由は
“出会いがないから”というもので、約40%。
その内90%が“結婚したい”とのことですから、
メルマガ登録者数8,501人、
イベント参加人数19,400人、
カップリング2,575組というこれまでの実績は、
そうしたニーズを満たすものとして
一定の評価がなされるべきと思います。
その上で、さらなる事業の充実のために、
私はこれまで
“過疎・離島地域対策”の必要性を主張するとともに、
本日の委員会では、
“離婚経験者等のシングル対策”の重要性を訴えました。
結婚してよかった!
そうした笑顔と実感が、
��つでも多く本県に広がるよう、
引き続き、少子化対策としての本事業推進に
取り組んでまいりたいと思います。
2011-10-27
県外視察、最終日

本日は、東北電力・女川原子力発電所を視察。
早朝、南三陸町を出発し、
バスで海岸伝いに北上すること2時間弱。
近づくにつれ道路は険しく、
景色も凄惨なものへと変化していきます。
女川原発では、南相馬市ご出身の渡部所長から、
震災被害状況と緊急安全対策等の対応について
お話を伺いました。
同発電所の1号機と3号機が通常運転中に、
��号機が原子炉起動中に震災が発生したが、
すべての原子炉が自動停止し津波の直撃も免れ、
大規模事故に至らずに済む一連の経過説明の後、
震災後の対応と現在推進中の安全対策について、
現場を移動しながら詳しくご説明を頂きました。
有事の際は平時のつもりで、
平時の際は有事のつもりで!
という理念を持ち場ごとに徹底してこられたこと。
新たな知見が出る毎に、
例えば敷地の高さを14.8mに引き上げたり、
法面に防護の補強を施したりといった、
あと一歩の努力を尽くしてこられたこと等のほか、
積極的な情報公開により住民不安の解消に努める
企業としての真摯さが伝わってまいりました。
あと一歩の努力と、真摯な対話。
政治こそ、その1点を絶対に忘れてはならない、
との自戒とともに、
決意を新たにさせられる最終日の視察となりました。
��日間、訪問先で頂いた分厚い資料を頭に、
かけがえのない現場体験を心に刻みながら、
全力で、
本県の防災力強化に努めてまいりたいと思います。
末尾ながら、
視察にあたりお世話を頂きました関係各位に
心より感謝を申し上げます。
2011-10-26
県外視察、2日目

本日は、仙台市議会と南三陸町観光協会を視察。
仙台市議会では「東日本大震災における被害状況
及び復興状況」についてお話を伺いました。
死者704名、行方不明者26名。
被害推定額、約1兆297億円。
沿岸部を中心とした甚大な被害状況について
資料をもとにつぶさに、また、
防災ヘリが捉えた、震災当日の津波が押し寄せる
壮絶な瞬間を、映像で確認させて頂きました。
見終えてしばらく声が出ない、どころか一瞬にして、
あの3月の、TVを前にした呆然、に逆戻りです。
が、前に進めなくてはなりません。
仙台市ではこの間、今後5カ年にわたる震災復興計画
を策定し、多様な市民の声を踏まえ今月末に、確定。
��1月の臨時議会での議決を目指しているとのことで、
その概要についてご説明頂きました。
しなやかでより強靭な都市の構築に向けて、
��00万市民の本気と熱意が伝わってきました。
但し、
計画遂行にはあまりにも多くの法整備が伴い、
これを実現するには相当の困難が必至ともいえ、
市と県がどのように国を動かすことができるか、
まさに地方分権を一歩進める戦いでもあります。
その意味では、本県も立ち位置は同じです。
共闘支援体制を継続してまいりたいと思います。
次に向かったのは、南三陸町観光協会。
観光復興プロジェクトについてお話を伺いする前に、
語り部ガイドさんのご案内により被災地を視察しました。
防災対策庁舎では、最後まで防災放送で避難を呼びかけ
犠牲となられた遠藤さんをはじめ、多くの犠牲者の皆様に
心からご冥福を祈り、全員で黙とうを捧げました。
震災を教訓とし風化させないことが私たちの使命、
との語り部ガイドさんの思いをしっかりと受け止め、
つなぎ、広げてまいりたいと思います。
そんな視察の途中、異変に気づきました。地盤沈下です。
私たちが滞在していたつかの間でさえ、次第に海水が
陸地にあふれこんでくる様子がわかりましたが、
お話によると町沿岸部では、震災前に比べ
��0cmから1m近く地盤が下がったとのこと。
一瞬で地形さえ変えてしまう自然の摂理に圧倒され、
ここでもまた、声と色を失う思いに駆られました。
そんな中、
協会では観光復興プロジェクトを数々手掛けられ、
“失ったものは多いけれど学んだことの方が遥かに大きい”、
“被災地としてではなく、
こんなに復興した地としてお越し頂きたい”、
といった情熱がほとばしるお話を伺い、
逆にこちらが勇気づけられるひと時となりました。
南三陸町の1日も早い復興を心から祈念しつつ、
体感した自然の脅威と犠牲者への敬意を忘れず、
更なる復興支援と本県の防災力強化に向け、
全力で取り組んでまいりたいと思います。
��S.
写真は、地盤沈下で海水が流れ込む寸前の南三陸町。
2011-10-25
県外視察、初日

今日から3日間の日程で、
県議会環境保健福祉委員会の県外視察に出発。
初日の本日は、福島県庁・福島オフサイトセンターを訪れ、
福島第一原発事故への対応状況についてお話を伺いました。
��9.0の太平洋沖大地震に端を発する東日本大震災は、
本年3月11日14時46分に発生。
それからどのように事故発生に至るか、
まさに「分刻み」での進展をご説明頂きましたが、
歴史に「たられば」は通用しないという現実に、
あらためて無念さが込み上げてまいりました。
原発事故は原子力災害対策特措法に基づき
国の管理下で行うことになっていますが、
その拠点となるのが、国のオフサイトセンター。
福島では当初、大熊町に立地されておりましたが、
福島第一原発から5㎞圏内であったため、急遽移転。
現在、福島県庁内に場所を移し、
原子力災害現地対策本部として機能しています。
ヒアリング説明の後、早速センターである
原子力災害現地対策本部を伺いました。
大会議室といったフロアには、ズラリ総勢100名超。
経産省、文科省、厚労省、国交省、農水省、環境省など
国からの派遣職員と、
県をはじめ警察、消防、自衛隊、東京電力などの
関係機関がそれぞれテーブルで島を作り班分けして、
執務に当たられていました。
正直なところ余りにも手狭であり、セキュリティの面
��つ取っても不安は否めずという状況ではありましたが、
そうした中で真剣に取り組まれる本部スタッフの皆様に
あらためて感謝と敬意を表したいと思います。
ひるがえって現在、八幡浜市保内町に立地する愛媛県の
オフサイトセンター(県原子力センター)は、まさしく
伊方原発の5㎞圏内。
先頃打ち出された国の防災対策重点地域の拡大と、
これから打ち出される避難準備の方向性を踏まえ、
立地はもとより、国や自治体等との連携や役割を含めた
抜本的な見直しが必須といえます。
原子力防災を所轄する委員会として、
今後しっかり議論を積み上げてまいりたいと思います。
視察初日の終わりに。
仙台市内で会食しながら、現地でしか聞けないような
涙を禁じえない悲痛なエピソードを、お伺いしました。
震災は、目には見えない人の絆や心の奥底にまで
計り知れない爪痕を残したことを痛感するとともに、
どこまでも被災者の心を心として被災地復興に全力を、
との政治の肝要について教えて頂いた気がします。
貴重な知見を必ず県政に活かしてまいりますとともに、
視察先の皆様に心から御礼を申し上げたいと思います。
2011-10-19
がんばれ!愛媛と日本の未来たち

今日は、教育現場の視察ということで、
県立学校2校を訪問してまいりました。

午前、最初にお伺いしたのは松山工業高校です。
��年生の情報電子科、工業化学科、繊維科、機械科と
��年生の建築科の授業を参観させて頂いたのですが、
��AVAのプログラミングやCAD実習、それから
旋盤仕上げや液クロマトグラフによる糖分析等など
熱心に取り組む生徒たちの姿を、
文系の私は100%羨望の眼差しで見つめながら、
コンプレックスとリスペクトが入り混じりつつ、
やはり工業高校の価値は「技術」だ、
ということを再確認させて頂きました。
と同時に、専門技術の習得にはコストがかかる
という現実にも、あらためて気づかされました。
��台が1,000万円近くする精密機械など、
技術が高度になるほど高いコストが求められるのです。
少子化による生徒数の減少と厳しい県財政の中で、
彼ら未来への投資をどうバランスさせていくのか、
大きな宿題を生徒達から投げかけられた気がしました。
キチンとした答えを見いだせるよう
全力で取り組んでまいりたいと思います。

引き続き午後は、
中高一貫の松山西中等教育学校にお伺いしました。
こちらでは3年生と4年生の英語の授業を、参観。
��4年生というのは高校1年生にあたります。)
とはいえ、普通の英語の授業ではありません。
全部英語の、オールイングリッシュ授業です。
ワタシ、トテモ、オドロキマシタ。
先生からもし急に振られたらそう答えるしかない、
と思いつつ、幸いその機会はなかったのですが、
本当に、驚きました。
私たちの当時は、英語は手から、
つまり書くことからスタートした記憶がありますが、
今の入口は、耳と目から、です。
つまり、リズムとか表情とかジェスチャとか。
より、右脳系になっています。
担任教師は日本人ですが、
そのティーチングは実にファンタスティックでしたし、
��LT(Assistant Language Teacher)である
ネイティブアメリカンの女性補助教員の、
リード・アフタ・ミー、カモーンエブリワン!とか、
レッツトゥラーイ!イエース、ソゥ・グーッ!など、
ずーっと聞いている内に、
こちらまでテンションが高くなるから不思議です。
もし中学時代にこんな素敵な授業を受けていたら、
その後の人生の展開も違っていたのかもしれません。
国においては、
平成25年度から実施の新学習指導要領において、
「英語の授業は英語で行うことを基本とする」
という方向性が既に打ち出されていますが、
今日のオールイングリッシュ授業は、まさに
それを先取りした取組みであったわけです。
ぜひこうした意欲的な取組みが全県に広がり、
「英語を使いこなせる」中高校生が陸続と輩出!
となりますよう心から期待したいと思います。
それぞれの貴重な授業を参観させて頂き、
真剣に学ぶ子どもたちの後ろ姿は
まさに本県とこの国の未来であり、
その未来が少しでも豊かになるよう、
その可能性がより大きく広がるよう、
下働きに働こう!と深く決意をし、
宝の生徒たちに最敬礼!の1日となりました。
末尾ながら、
お忙しい中ご対応を頂きました県教委並びに
学校関係者の皆様に心より感謝を申し上げます。
本日は誠に有難うございました。
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