2017-04-17

4/17マンデー街頭「農林水産まるかじり就業支援サイト」










「皆様、おはようございます。
公明党・愛媛県議会議員の木村ほまれでございます。

 昨日は伊予市、鬼北町などで、また先週は愛南町で選挙が行われました。おかげさまで各地域の公明党候補者全員、無事当選を果たすことができました。この場をお借りし御礼を申し上げたいと思います。

 私も各地へ応援に赴き、様々な方とお会いし、地元の課題等についてお話を伺いましたが、やはり現場に足を運ばないと、実際の気持ちや本当のことはわからないな、ということを痛感いたしました。

 訪れた地域はいずれも、1次産業が基幹産業。そして、最大の課題は担い手対策。これは、本県全体の共通課題と言って過言ではありません。

 そこで本日は、先週、県が立ち上げた「農林水産まるかじり就業支援サイト」についてご報告いたしたいと思います。

 冒頭に申し上げました通り、本県1次産業の一番の課題は、後継者をどう確保するかという、担い手対策であります。その現状等につきましては、これまでにもご当地にてお伝えをしてまいりましたが、本当に待ったなしの最重要課題であります。

 そこで今回、立ち上げた「農林水産まるかじり就業支援サイト」ですが、これは“1次産業に就業したい!”、“転職したい!”、“でも、何からどうしていいかわからない”という方々に向けて、総合窓口となるように作られたウェブサイトです。

 その最大の特徴は、ワンストップで欲しい情報にたどり着ける工夫がされていること。

 例えば、“松山で農業をしたい!”という方であれば、これまでは松山市のHPを見たり、JAや森林組合といった生産団体のHPを見て、仕事の内容や資金調達、支援制度など、欲しい情報を個別に取りに行かなければなりませんでした。

 これでは効率が悪くストレスフル、就業のハードルが高いといわざるを得ません。そこで、そんな現状を打破するにはどうすればいいかと考え、「そのサイトにアクセスすれば、ワンストップで必用な情報が入手できるようにした」というのが1つ目のポイントです。

 2つ目のポイントは、「1次産業に就業した場合、一体どれくらい収入が得られるかシミュレーションすることができる」という点です。

 サイトのTOPページにある「農業経営シミュレーション」というコーナーをクリックし、労働人数、栽培品目、栽培面積を入力しますと、目安となる農業所得や労働時間が瞬時に出てくるのです。

 例えば、家族4人で100アールくらいの面積でせとかを栽培するとすれば、4人、せとか、100アールと入力し、計算ボタンをクリックすると、瞬時に、粗利益から経費を引いた年間の農業所得が約760万円、労働時間は2,740時間というふうにシミュレーション結果が出てくるのです。これは全国でも初めての機能だそうです。

 もちろん、漁業でも林業でも畜産業でもシミュレーション可能。あくまでも目安ではありますが、これによって就農後の生活設計が検討できますし、具体的な生活イメージを膨らませることができます。これが2つ目のポイントです。

 そして、3つ目のポイントは「えひめ愛顔の農林水産人」。これは、県内各地で1次産業に携わっている方々の就農するきっかけや、仕事の大変さ、楽しさ、又、嬉しかったエピソードや今後の夢などについて紹介するコーナーです。

 私もチェックしましたが、UIJターンされた方、異業種から参入された方、1次産業に就業する前のキャリアは様々ですが、各自のこだわりや将来の目標、夢に溢れていて、活き活きとした実感が、見ているこちらに伝わってくるコーナーです。農業をやってみたいと考える方には、きっと働き方のヒントが見つかるのではないかと思います。

 中でも特に秀逸だなと私が思ったのは、今申し上げた内容を文字情報だけでなく動画でまとめた「えひめ農林水産まるかじりムービー」です。野菜や果樹、林業や水産業など、本県の特色や生産者本人が自ら語る仕事現場のリアリティにとても説得力があり、動画の最後には、相談先や支援制度など次にどうすればいいか、ヒントとなる情報が紹介されるなど、正に、1次産業就業のワンストップ相談窓口になっているのです。
 登場するのは現在100名くらいですが、今後続々UPしていく予定です。今日ご紹介しました「農林水産まるかじり就業支援サイト」は、「愛媛 農林水産 まるかじり」で検索できるようになっていますので、ぜひともご覧頂ければと思います。また、皆様の周りで就農にご興味のある方がおられましたら、ぜひご紹介頂ければと思います。

 先週の記者会見で中村知事は「農林水産まるかじり就業支援サイトについて、今後は首都圏等で開催される就業・移住フェアでの相談活動や、中高生・大学生の就業啓発等に活用し、愛媛の農林水産業を支える担い手、新規就業者の確保につなげていきたい」とコメントされましたが、私も本サイトを通じて、本県1次産業にチャレンジする新たな担い手が、続々と出てくることを心から期待いたしたいと思います。今週もどうぞ宜しくお願いいたします。」

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