2017-04-10

4/10マンデー街頭「愛媛県政に関する世論調査」

「皆様、おはようございます。
公明党・愛媛県議会議員の木村ほまれでございます。

 先週から新年度が始まり、今週はいよいよ小中高校とも入学式。希望に満ちた新出発を心からお祝い申し上げたいと思います。また、4/6から春の全国交通安全運動が始まりました。事故に遭わない、遭わせないを合言葉に、どうか無事故の心がけを宜しくお願いいたします。特に今朝は雨で路面が滑りやすくなっていますので、自転車、お車の運転には十分にご注意願いたいと思います。

 さて、本日は、先週発表された「愛媛県政に関する世論調査」の概要についてご報告いたします。


 これは、県が、県民の意識を把握するため2年に1度行っている調査で、昨年11月に、県内在住の18歳以上の2,000人に対し行われたアンケート調査の結果をまとめたものであります。

 その主なものを一部、ご紹介いたします。

 まず、県政に対する関心についての設問に対し、回答結果は、関心がある・・・63.9%、ない・・・30.6%。私は、できれば、関心がある層を80%レベルまで引き上げたいと思いますが、そのためにはまず、関心がない理由をしっかり見極め、受け止める必要があります。

 報告によりますと、その主な理由は、県の施設を利用したり、県の仕事に接する機会が少ないため、県民個人の意見が県政に取り入れられるとは思えないから、県政は自分の身近な生活にあまり関係がないから、が上位を占め、20代以下では、県政は難しくてわからないから、が最も多かったそうです。

 私は、今後の重要な課題として、ポイントは県民との接点を増やすこと、県政のプレゼン能力を高めること、この2つだと思います。議会の中で、しっかり提言を行ってまいりたいと思います。

 次に、県政が取り組むべき重要課題は何か?という設問には、多い順に、①高齢者・障がい者などに対する社会福祉の充実(前回比↓▲5.6%)②地震、台風などの防災対策(↑+12.1%)③保健医療対策&子育て支援対策という結果となりました。防災対策への関心が、前回の2年前に比べ大幅に伸びています。近年は、広島、鳥取、熊本など身近で大規模な災害が発生しました。南海トラフ地震に備え、更に気を引き締め、取り組んでまいります。

 また、社会福祉や医療、子育てに関する具体的な意見では、休日や夜間の急病時の診療体制の整備、医療従事者の確保(南予)・医療負担の適正化(現役世代の男性)、介護予防に力を=健康寿命延伸の推進・障がい者の福祉事業所・施設整備、年金手当など所得保障の充実、社会参加拡大・延長保育など柔軟な保育制度(女性)、保育所など費用負担の軽減(男性)という声が上がりました。

 ここで注目すべきだと思うのは、地域や世代間、男女によって求める内容が異なるということです。単に法制による縦割りとか一律ということではなく、ニーズに応じた、柔軟で多様な政策が求められていることをしっかり念頭において取り組んでまいりたいと思います。


 次に、観光対策については、①駐車場、休憩施設、案内板など観光客の受入れ施設の整備 道路、鉄道、航空路などの交通網の整備の回答順となりました。県では、東京五輪・パラリンピックが行われる2020年に、外国人宿泊客30万人、現在のほぼ倍増を目標に取り組んでいますが、受け入れ態勢整備のピッチをさらに加速させていく必要があります。

 交通網の課題については繋げること、これに尽きると思います。外環と空港はメドが立ちましたが、電車はJR松山駅と空港と観光港、高速は愛媛県内、四国内のミッシングリンク解消、そして、将来、本州と九州を結ぶ四国新幹線これらはすべて今からです。1つ1つ、メドを立てられるよう取り組んでまいります。

 次に、道路交通対策では、自転車道や歩道の整備を望む声が最多、情報化対策では、インターネットを高速・安価にしてほしい、が最多でした。

 ちなみにネット関連で、公衆無線LANサービス「えひめフリーWi-Fi」については、知らない・・・63%、知ってるが使ったことがない・・・27%「えひめフリーWi-Fi」を利用したい施設については、①空港・港・バス停など公共交通機関②役所など公共施設③乗り物、飲食店、スーパー・コンビニ、の順。これらを重ね合わせますと、観光客、特に外国人観光客にとって非常にストレスが高いという本県の現状が浮かび上がってきそうです。「えひめフリーWi-Fi」のエリア拡大と認知度向上に向けてしっかりと取り組んでまいりたいと思います。

 最後に、えひめ国体・えひめ大会の関心度について。関心がある・・・60%、ない・・・22%でした。そして、関心がない理由で最も多かったのが、自分の生活にあまり関係がないから。これは、全年齢、全圏域とも最多でしたが、昨年11月時点ではやむを得ないかな、と思います。今月からは、各自治体で開催競技の準備が加速していきますし、花いっぱい運動やクリーン運動、ふるまい運動、広報キャラバン隊など、続々の展開が見込まれます。また、駅や空港、道路への国体歓迎標示なども増え、機運も雰囲気も自ずと高まってくるのは間違いありません。

 全国からのべ70万人の方々が来県され、600億円の経済効果が想定される、えひめ国体・えひめ大会。開催まで、残すところあと173日です。本年最大の県政イベントが大成功を収められますよう、県民の皆様の暖かいご理解とご協力を何卒宜しくお願いいたします。」

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