2013-10-26

自らの地域を、自らで担うために


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今朝の愛媛新聞に、昨日開催された
行政改革・地方分権特別委員会の中での
私の発言が取上げられました。
 
県では平成23年度に新たな行革大綱を制定し、
4年間かけて取り組みを進めていますが、

 今回の特別委員会は、
その中間レビューといった位置づけで、
 
何がどれだけ進んだか、進んでいないのか、
といった角度から検証を行うものでした。

 
私のいくつかの発言の内、
記事で取り上げられたのは、

 “職員定数の適正化”についてでした。


この件について理事者からは、

推進期間の4年間で、一般行政職員の4%にあたる
160人を削減する計画に対し、ほぼ順調なペースで
進んでいるとの説明がありました。

 
行革は、ややもすると“スリム化”の部分だけが
強調される傾向がありますが、

ただ減らせばいいといった単純なものではない
と、私は思います。

削減が進み過ぎると、
職員にかかる負荷の増大はもちろんですが、

結果的に、県民サービス水準の低下や
事業の停止といった事態を招きかねません。

 
そうなると本末転倒で、かえって
県政に対する不信と不満は増大するでしょう。

 
例えば、民間企業であれば、

売上に対する人件費比率とか、
営業であれば1人あたり売上高とか、

自社に見合った適正水準を図る指標が必ず存在し、
それにより社員数の適正が裏づけられます。


一方、今のところ本県には、
というより、行政そのものに、
 
そうした客観的合理性のある指標がない、のです。

 
国主導のこれまでは横並びでやってこれたとしても、
地方分権を進めなくてはならないこれからの時代は、

どこかに正解があるのではなく、
又、それを求めるのでもなく、

その答えを、
私たち地域自らが見い出していくしかない、

と、私は思います。

 
そうした意味で、今回の職員定数に関する私の考えは、

“私たちは、適正な定数についてこのように考えます。”

“その理由は、数字を含めこうした根拠によるものです。”

というふうに、

県が県民の皆様(≒県議会)に対し、積極的に、
その妥当性を提示し、合意を得た上で、

“だから、これだけ削減(又は増員)します。”

ということにしていかなければならないのではないか、
というものです。


地方分権は正に、言うは易く、行うは“甚だ”難し、です。

私たち11人に“自らの地域は自らで担う”
という自覚と責任が強く求められるからです。


今回の職員定数の適正化は、ある意味で、
国と地方の議員定数にも通じる問題です。

 
それらも含めまして、

皆様にご納得のいく答えを導き出せるよう、
引き続き取り組んでまいりたいと思います。

2012-12-31

2012年の結びに

2012年も、残すところ、
あと数時間となりました。

小欄をご覧の皆様におかれましては、
どのような1年でしたでしょうか。

世相を表す今年の漢字は“金”でした。

夏に開催されたロンドンオリンピックで、
日本は史上最多のメダルを獲得しましたし、

平安時代以来となる金環日食もありました。

また、

山中教授のノーベル生理学医学賞受賞は
正に、金メダル級の快挙!でありました。

いずれも喜怒哀楽の“喜”に通じるものですが、

一方で、怒りと悲しみが交錯するような場面も
少なからず、様々に、浮かんでもまいります。

ふと。

私自身この1年、どのくらいの方々とお会いし、
対話を重ねてこれただろう?

と、記録を辿りますと、その数5,868名。
数字にしますと、少々、驚きを禁じ得ません。

このように多くの皆様とお会いできることは
決して当たり前ではないからです。

ご理解とご厚情がなければ、
人は会ってくれないと思うからです。

お会いした全ての皆様に、
あらためて深く感謝を申し上げたいと思います。

約6,000もの皆様の喜怒哀楽に触れさせて頂き、
常にそこから出発しそこに還る、を繰り返しながら

今年は、年4回すべての本会議で登壇し、
皆様の思いを代弁し、提言を重ねることができました。

この1年の活動の詳細につきましては、

年明け作成予定の「ほまレポ」にまとめ、
ご報告をさせて頂きたいと思います。

至らぬ点も多々あったかと思いますが、
反省を決意に代えて、明年も走り抜いてまいる所存です。

結びに。

皆様にとりまして、
2013年が健やかで素晴らしい年となりますよう
お祈り申し上げますとともに、

引き続きご指導ご鞭撻を賜りますよう
心よりお願い申し上げ本年最後のご挨拶とさせて頂きます。

皆様。
この1年、本当に有難うございました。


2012-12-02

政策アニメ、できました

寒さが一段と厳しくなりました。

皆様には風邪など召されませんよう、
くれぐれもご自愛頂きたいと思います。

さて、
総選挙もいよいよ目前となりました。

いうまでもなく、私たち国民にとって

〈新たな〉国の方向性を決める
極めて重要な選挙となります。

私も連日、さまざまな方々にお会いし、

公明党のビジョン・政策などについて
お訴えをさせて頂いております。

本日は、できたての、
4本のアニメを皆様にご紹介します。

わかりやすい仕上がりになりました。

ぜひ、ご覧頂ければと思います。






2012-10-11

みごとに励まされた、1日












午後。

愛媛県・中村知事、広島県・湯﨑知事出席のもと、
今治市上浦町で開催された

「瀬戸内の豊かな未来を考えるシンポジウム
��瀬戸内しま博覧会(仮称)の開催に向けて~」に、出席。


強烈なシンパシーに
心まるごと包まれた、というより、鷲づかみに掴まれた、

有難く貴重なひと時となりました。


海道夢太鼓による獅子舞上演、来賓挨拶に続く【第1部】
愛媛・広島両知事によるトークセッションでは、

県境という概念を止揚させる可能性を示しつつ、

地方分権時代に向けて両県から暁鐘を鳴り響かせる、
そんな気迫が、ひしひしと伝わってきました。


【第2部】の㈱バリュー・クリエーション代表取締役である
佐藤真一氏の基調講演には、

共感デザイナーと言う程なインスピレーションの数々に
思わず琴線が振りきれそうなくらい触発を受け、

続くパネルディスカッションも、

えー、終わっちゃうの~、
もっと続きが聞きたいのに…、

というくらい引き込まれていたことに、
終わってから気づいたほどでした。


間違いなく、これからの私の議員活動にとって、
また1つ、ロマンがくっきり、してきました。

有難い感動のひと時を頂いた関係者の皆様に
心から感謝したいと思います。


最後に、もう1つ。
配布物にあった“しげい帖”。

泣けました。心の中で。会場の中で。感激で。
込み上げる懐かしさと嬉しさを、隠しきれません。

みごとに、励まされました。

その方に“ありがとう”をお伝えするとともに、
ありったけのエール!を送りたい、と思います。


2012-09-23

敬老の日は、傾老の日

シルバーウィーク最終日の本日は、
地元の敬老会に参加させて頂きました。

70歳以上の方々の集いということでしたが、

皆さん本当に若々しく福々しく、
逆に私の方が元気を頂きました。

敬老の日は、もちろん、お年寄りの皆様に
感謝と敬意を表する記念日ですが、

その淵源は、

わが町のご老人から知恵と経験を聞く日、
というのがそもそもの主旨だそうです。

思わず目からウロコのような
新鮮な感動を覚えたことを、

今、思い出しています。

高齢化世界一の国となった今、

私たちは、高齢者とか老人の定義を今一度、
考え直さないといけないのかもしれません。

そして、働ける方には働ける環境を、
地域の中で役割と生きがいと喜びを、

また、
年齢だけでなく夫々のニーズに応じて

適切で安心な医療介護サービスなど等を、
どのように創りだしていくか、

ということは政治の重要な課題ですが、

必要なことは、正に由来通り、
ご高齢者の知恵に謙虚に耳を傾けること、

その意味で、

敬老の日は傾老の日でもあるなぁ、と
大いに実感させられる1日となりました。

筆舌に尽くしがたい戦後復興を成し遂げ、

今日の豊かな日本を築いてくださった皆様に
心から感謝しながら、

次の世代に安心の未来をつないでいけるよう、

ご高齢者の皆様方に耳と心を傾け、
がんばってまいりたいと思います。


2012-09-22

質問準備、完了














明日は、敬老の日の集い、街頭遊説、党務など
終日スケジュールが目白押しのため、

週明けの登壇に向けた準備は、今日がラスト。

どっぷりと質問原稿に向きあう1日となりました。

おかげさまでなんとか完成、
ストップウォッチ片手にリハーサルも完了です。

先日のブログにも掲載しましたが、
今回の私のテーマは大きく、4つ。

●民主党の政権運営と二大政党制について

●今後の国と地方のあり方について

●瀬戸内ブランドを活用した「瀬戸内しま博覧会」について

●障害者の就労支援について

代表質問らしく、かつ自分らしく、
精一杯、論陣を張ってまいります。

登壇日時は、9/24(月)13:00から。

インターネットでのライブ中継もありますので、
ぜひご覧頂ければと思います。

宜しくお願いいたします。

��写真は2月議会の登壇風景より)


2012-09-21

磨け、洞察力

いよいよ今日から、論戦開始。

代表質問初日の本日は、
河野議員(自民)と越智議員(維新)。

多数会派順というのは変わりませんが、
今回は、自民・維新という新たな順位。

これは、現在の国政状況を見渡した時、

本県議会にとって、小さな変化のようで
大きな地殻変動の現れといえるでしょう。

民意は今、政治に何を求めるのか。

常にその1点を見失わず、

少しの兆しから将来を大きく見通せる
洞察力を磨いていきたい、と思います。

その意味で、本日の論戦では、
少し見えてきたものがありました。

それは、議会改革はまだまだこれからだなぁ
という忸怩たるの思いと、

それでも着実に改革は動き始めたな
という直観が交錯した心象、といえばよいでしょうか。

めざすべき県議会への改革に向けて、
自身の成長を懸けて前進してまいりたいと思います。