2018-05-14

5/14マンデー街頭「地域課題の解決へ、国際交流の拡大へ」
















「皆様、おはようございます。
公明党・愛媛県議会議員の木村ほまれでございます。

ゴールデンウィーク明けの先週は、東京での政務調査活動を中心に、国際交流、市民相談、地元行事など、おかげさまで多忙な1週間となりました。

本日は、その中からいくつかピックアップしてご報告をいたしたいと思います

まず、5/8・9の2日間、同僚の中県議とともに早稲田大学でセミナーを受講しました。

その1つは「地域公共交通による新しいコミュニティづくり」であります。

人口減少に伴い、わが町からバスや電車がなくなるという地域が近年、県内でも増えてきています。そうした中、将来にわたって公共交通をどう確保するのか?そのヒントを探るのが目的でした。

講師によりますと「地域の公共交通は“住民の移動手段”という視点“のみ”で捉えられがちだが、それだけだとなかなかうまくいかない」とし、

それに加えて「“まちづくりの手段”という視点で、その他の地域資源と組み合わせながら“住民主体”で構築していくことが肝要」とのお話でした。

具体的な事例として、高齢化率が高く、山坂や傾斜地が非常に多い、北九州市・枝光地区の「乗り合いタクシー」について示されましたが、条件不利地を多く抱える本県にとって大変有益で貴重な手がかりを得るひとコマとなりました。今後しっかりと、提言に代えてまいりたいと思います。

2つめは「空き家対策」です。

ご案内の通り、愛媛県の空き家率は全国ワースト2位でありまして、皆様からご要望の多い課題の1つであります。

この「空き家」に関する問題は法制度上、一義的には市町の所管となりますが、

たとえば所有者が不明であるケースや、境界が確定しないケース、また、固定資産税など税制の問題、さらには、新築メインで中古物件がなかなか流通しない不動産流通業界の課題など、1つの自治体だけでは対応が難しいものが複雑に絡み合い、対策を阻害しているという現実があります。

その中で、県が果たすべき役割は何か?をテーマに臨んだ受講でしたが、思わず膝を打ち、視野が広がるような示唆を得ることができました。こちらについても、後日の提言に代えてまいりたいと思います。

続く5/10・11の2日間は、日本自治創造学会研究大会に出席しました。

地方自治に関するさまざまな講師陣、パネリスト、官僚、国会議員などなど、多彩な弁士から貴重なお話を伺うことができました。

内容につきましてはあまりにもボリュームがありすぎますので、またブログ等で詳しくご報告いたしたいと思います。

地元に帰っての5/12は、ひめぎんホールで開催された「日中平和友好条約締結40周年・愛媛県華僑華人連合会設立10周年記念行事」に、公明党県本部所属議員とともに出席しました。

県華僑華人連合会の林全南会長のご挨拶で開会し、駐大阪中国総領事館の李天然総領事から「新時代・愛媛と中国の交流」と題した記念講演がありました。

日頃から親しくさせて頂いております林会長から「全国のどこにも負けない民間交流で、日中友好、絆の架け橋をめざし頑張っていく」との力強い決意が述べられ、

李総領事からは「ここ数年で日中友好の雰囲気は劇的に改善してきている。アジアと世界の新時代を拓くためには日中友好の拡大が重要であり、今後の交流発展に尽力したい」とのお話がありましたが、正に同慶の至りと感じました。

続いて、特別ゲストの中国伝統楽器奏者による素晴らしい記念コンサートの後、中村知事が駆けつけられ“総領事を囲む懇親会”が開催され、私も親しく交流させて頂きました。

振り返りますと今から5年前、日中両国の関係が戦後最悪といわれる時期がありました。

その時、私は、県議会本会議で日中の外交問題を取り上げ、質問をいたしました。

「両国間の状況が厳しい今こそ、県レベル・民間レベルで積極的に日中の交流拡大を図るべきだ」

という提言でしたが、李総領事が講演でおっしゃられた通り、5年経って状況は一変。私も大変嬉しく、そして関係各位の並々ならぬご努力に、敬意と感謝を深く感じています。

一連の日中友好記念行事を通し、私自身あらためて“草の根交流の拡大ほど、強く確かなものはない”との確信が、さらに深まった気がいたします。

来月、県の経済交流ミッションにより、私も日中友好議連の一員として大連市を訪問する予定です。微力ではありますが、今後とも日中友好の拡大発展に向け、積極的に取り組んでまいりたいと思います。今週もどうぞ宜しくお願いいたします。」

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