2018-05-01

5/1マンデー街頭「食品ロスの削減対策について」

















「皆様、おはようございます。
公明党・愛媛県議会議員の木村ほまれでございます。

今日から、風薫る5月。

松山市議選のため自粛しておりました週明けの街頭演説を、本日から再開したいと思います。あらためて宜しくお願い申し上げます。

さて、その松山市議選でありますが、一昨日投票が行われ、公明党の現職8名、おかげ様で全員当選を果たすことができました。
この場をお借りいたしまして心より感謝申し上げます。
ご支援を頂いた皆様、本当にありがとうございました。

選挙期間中にそれぞれがお訴えした公約にしっかり取り組んで、皆様のご期待にお応えできますよう、私自身、同じ決意に立ちがんばってまいる所存でございます。

一方におきまして、今回の投票率は43.87%ということで、戦後最低を更新する非常に残念な結果となりました。

この数字は、有権者の期待と関心の薄さを物語っています。

政治に携わる1人として、まだまだ努力が足りないということを痛感させられた選挙でもありました。皆様からよりご期待と関心を持って頂けるよう、まず隗より始めよ!で私自身、がんばってまいりたいと思います。

さて、この間、県議会では、常任委員会、特別委員会が開催され、活発な論戦が行われました。私の今年度の所属は、環境保健福祉委員会であります。

この委員会は、広く県民生活全般に関することや、防災・環境政策等を所管する県民環境部と、保健・医療・福祉・子育て等を所管する保健福祉部の2つを総轄します。皆様から頂いたお声をしっかりお届けしてまいりたいと思います。

そこで本日は、4/23に行われた環境保健福祉委員会の主な内容についてご報告いたします。今回のテーマは「食品ロスの削減対策について」であります。

食品ロスという言葉についてはご存知の方も多いと思いますが、簡単に申しますと「まだ食べられるのに捨てられている食品」のことです。

現在、全国で年間約621万tもの食品ロスが発生しています。金額に直しますと年間約11兆円、さらにゴミ処理経費を含めると約13兆円にも相当するのです。

ちなみに愛媛県は、人口的にも経済的にも大体国の1%といわれますが、それでいきますと本県の食品ロスは約1,300億円と推測され、ほぼ、農業産出額と同じ金額になります。

つまり、1年間、農家の方々が丹精込めて栽培した米や野菜、果物、畜肉等を、消費せずに捨てているということになります。そんなもったいないことが毎年繰り返されているのです。

国連では2015年に、2030年までの国際開発目標SDGsが採択され、その1つとして「小売・消費レベルにおける世界全体の1人当たりの食料廃棄を半減させる」という目標が掲げられました。

このSDGsにつきましては、私も昨年の9月定例会で質問に取り上げましたが、日本として、また本県としても積極的に取り組む必要がある考えます。

つまり2030年までの12年間で、県として600億円以上の削減を具体的にどう進めるのか、

特に食品ロスの割合が高いのが、スーパーなどの小売業や外食産業、一般家庭ですが、それぞれの分野でどのような対策を講じるのかが問われているのです。

委員会では初めに、これまでの県の取組みについて理事者から説明がありました。

県と20市町、県食品衛生協会で構成する協議会を母体に、3つのR、リデュース(発生抑制)、リユース(再使用)、リサイクル(再生利用)の推進を基本に、「食べきり県民運動」と「普及啓発」に取り組んできたとのことで、

昨年8~9月に全県62のモデル店舗で「食べ残しゼロキャンペーン」を実施し約80%から好評を得たこと、また7~9月に行われた「食品ロス削減アイデア募集キャンペーン」では、毎週金曜日に冷蔵庫の中のものを使い切る「クリーンアップフライデー」や「消費期限と賞味期限の違いを周知する店頭ポスター」などユニークなアイデアが寄せられました。今後、県や自治体、流通小売店での施策化が期待されます。

普及啓発の取組みにつきましては、県の広報誌や広報番組、また忘新年会シーズンの「食べきりキャンペーン」や各種イベントの他、経済団体と加盟各社への啓発チラシの配布などが行われました。

その中で例えば、3010運動」。

宴会始めの30分と終わりの10分はしっかりお料理を味わおう!というこの取組みは、随分定着してきたのではなかろうかと感じています。

今年度は新規事業を含め、さらに意欲的に取り組むとのことで期待を寄せながら注視してまいりたいと思います。

その上で私は、“教育や子育て部門との連携で、幼少期から「もったいない教育」を社会全体で行うことが大事ではないか”と提言し、具体的な取り組みを要望いたしました。

少なくとも昭和世代の1人といたしましては、子供時代に、家庭はもとより、身近な大人や地域社会を通して「もったいない」とか「有難い」といった気づきを得たことは、何にも代えがたい宝と感じています。

今ただちに取り組む削減対策とともに、将来に向けて「食品を大切にし、できるだけ無駄にしない人」を着実に輩出していくことこそ肝要ではないでしょうか。成果が上がるよう、引き続き取り組んでまいりたいと思います。

明後日からいよいよ後半のGWが始まります。どうか無事故で充実した休日となりますよう心からお祈り申し上げ、本日のご挨拶とさせて頂きます。今週もどうぞ宜しくお願いいたします。」

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