2018-03-19

3/19マンデー街頭「経済企業委員会での質疑より」















「皆様、おはようございます。
公明党・愛媛県議会議員の木村ほまれでございます。

先週は県下各地で中学校の卒業式が行われ、私も雄新中学校の式典に参列いたしました。

“毎日の授業や部活、友達の笑顔や仲間との会話など、今まで当たり前と思っていた日常が、実はとても有り難いものであった”、との卒業生の答辞がとりわけ心に響きました。

ぜひ卒業後も同級生との絆を大切にしながら、それぞれの進路での飛躍を胸に頑張って欲しいと思います。

県内1万人を超える卒業生の皆様に、あらためてではありますがこの場をおかりしお慶びを申し上げます。

さて、県議会ですが、平成30年度当初予算案を審議する2月定例会が、いよいよ本日で閉会となります。

一般会計・特別会計合わせて9,550億円の事業が各委員会に付託される中、私は経済企業委員会に出席し審査を行いました。本日は、委員会で私が取り上げた主な項目についてご報告したいと思います。

初めに、地域ソリューションビジネス創出事業の概要についてであります。

理事者によりますと、この事業は、本県が抱える地域課題を、本県が持つ地域資源で解決する“新たなビジネスプラン”を全国から募集し創業に繋げようとするもので、

具体的に申しますと、本県には、空き家の増加、耕作放棄地の拡大、過疎地における公共交通の確保など様々な課題がありますが、

一方で、サイクリング、日本一のかんきつ・養殖業・紙製品など、全国に誇れる地域資源がたくさんあるわけで、これらを組み合わせることによって新たなビジネスを描こうとするものです。

ビジネスプランの募集は4月から6月にかけて行われ、7月に審査、11月に発表会が行われる予定です。

告知など詳細は県のホームページにて発信されますので、創業を希望される方は奮ってアイデアをお寄せ頂ければと思います。たくさんのご応募を、心からお待ちしております。

次に、外国人観光客の誘致に関する取組みの内、新たに開設される通訳コールセンターについて取り上げました。

実はこの件について私は、昨年12月の委員会で「香川県の導入事例を踏まえ、本県も早急に開設しインバウンド拡大を図るべき」と要望。

外国語通訳ができる人材の育成・確保とともに、コールセンターの早期開設を求めるといった提言を行ったのですが、それが今回実現したものでありまして、関係理事者の皆様に敬意を表したいと思います。

さて、その事業概要ですが、理事者の説明によりますと、今回の「外国人観光客向け通訳コールセンター」は、電話通訳サービス事業者に委託され、県内の観光・宿泊施設や飲食店など外国人観光客との会話が伴う事業者が利用できるとのことです。

例えば、宿泊施設などで外国人観光客のリクエストが理解できない場合、コールセンターに電話すると、施設スタッフと外国人観光客と通訳の3者でやり取りが可能となります。

また、それとは別に、ホームページを活用して外国人客が直接、通訳と話せる仕組みも設けるとのことです。

すべての観光事業者が、あらゆる外国語に対応するのは理想ではありますが、あまり現実的とはいえません。

今回の通訳コールセンターは、事業者の負担と外国人観光客のストレス軽減に大いに寄与するのではないかと思います。

コールセンター利用申し込みに関する募集情報は県のホームページから発信されますのでお見逃しのございませんよう、又、当面無料ですので、観光関連の事業者の皆様にはぜひ参画して頂ければと思います。

最後に、県内企業の人材確保を支援する事業についてです。

以前にもご報告しましたが、この事業を一言で申しますと、「若者の地元企業への就職を促進するための奨学金返還支援制度」です。

平成31年度末に大学・大学院を卒業される予定の100名からスタートするため、対象者の就職活動が解禁される3/1から、県内大学等でのパンフレット配布、新聞広告、県ホームページなどで周知を図るとともに、県外の76大学、その保護者の皆様に対し案内情報が発信されるそうです。

また、奨学金の返済支援は、地元企業に就職して1年後から支給されますが、もしそれ以降に離職された場合はその時点で支援が打ち切られることになります。

ちなみに、本県の就職1年目の離職率は、高卒入社で約2割、大卒入社で約1割という割合で推移しており、今後、定着率向上に向けた取組みを強化されたい旨の要望を申し入れたところです。

以上、本日は、先週の委員会質疑の一部についてご報告いたしました。

いよいよ本日、2月定例会が閉会となります。注目されている正副議長など議会人事の行方も午後には決定されます。

県民の皆様の負託にお応えするためにも無用の混乱は避けなければなりません。私も公明党として、県議の1人して、ぶれることなく真摯に対峙してまいりたいと思います。今週もどうぞ宜しくお願いいたします。」

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